リビングはテレビとの距離を考える

間取りの失敗

テレビはどんどん安くなっていきます。

安くなっているのでせっかくだから大きなテレビを購入する。

でも、そのテレビを置くだけのスペースはあるでしょうか?

たいていの場合、設置するためのスペースは考えて購入するはずです。

買ったのに設置できないというのは残念過ぎますから。

でも、そのテレビから見ている場所までの距離は、意外と考えていない場合も多いような気がしています。

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テレビの視聴距離

テレビにはサイズごとにおすすめの視聴距離があります。

メーカーのカタログなどにも紹介されていますので、参考にするのですが、個人的な印象としては、その距離だとちょっと近すぎると感じています。

大画面を生かす、という意味ではその距離で映画などを見るとかなり迫力のある映像となる距離なのだとおもいます。

でも、それが見やすいかというと、正直言って、やや近すぎる気がするのです。

端っこが見づらい感じ。

確かに、映画などは大迫力で、映画館で見る必要ないかも、と思うくらいです。

でも、家庭のテレビは、映画ばかり見ているわけではありません。

なんてことないテレビ番組やバラエティなども観たりするし、最近ではyoutubeを見たりもする。

そういった動画を見るときでは、テレビまでの最適な距離は違ってくると思うのです。

この場合、メーカー推奨の距離は明らかに近すぎる。

なので、テレビを購入するときにメーカーの推奨距離は大丈夫、と大きなサイズのテレビを買ってしまうと、なんだかすごくテレビが近くて見づらいと感じてしまうことになります。

リビングの形が細長いとき、テレビの位置によっては距離があまり取れない場合もあります。

メーカー推奨の距離はあるから大丈夫、と大きすぎるテレビを購入してしまい、いざ設置してみると、なんだか見づらい、なんてことになってしまう場合がありますので気を付けてください。

テレビとソファの間を通路にしない

リビングにテレビを設置すると、そこからある程度の見やすい距離にソファを置いて、そこからテレビを見ることになります。

リビングの通路部分はソファの背後になるのが普通です。

でも、テレビとの距離が取れないときに、強引にテレビとソファの間を通路にしてしまえば距離が取れる。

これで大きなテレビでも大丈夫、なんて考えてしまうことがあります。

これも非常にストレスになります。

テレビを見ている人の前を出かけたり、トイレに行く家族が通ることになってしまいます。

そんなに頻繁に行き来するわけではないから大丈夫、と考えるかもしれませんが、やはりテレビを見ているほうも、その前を通るほうも、お互い気になるものです。

絶対に避けたいレイアウトだと思います。

リビングを考えるときはまずテレビから

テレビは見ない、という方でも、youtube、動画サービス、映画などは見たりはするはずです。

また、家族でこどもの発表会やスポーツ大会などを見たりすることも楽しいです。

そのためのモニターであるテレビはやはりリビングの最も重要な存在の一つ。

リビングを検討するときは、まずどれくらいの大きさのテレビをどう配置するか?を考えてみてください。

そして、そこから逆算的にリビングの大きさを決めるのがいいかもしれません。

うまく配置できれば、それほどリビングを大きくしなくても、快適にすごせそうな間取りが出来上がるかもしれません。

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