快適に暮らせる家がほしい。
家を建てるときには当たり前のように考えると思います。
誰でも考えるのですが、天気について、例えば、雨の日でも快適にすごせるか?なんてことまではあまりしっかりとは検討しません。
実際に我が家がそうでした。
住み始めてから、雨のときにちょっと不便に感じたことを何点かあげます。
家の出入り
雨の日に出かけるのは非常に億劫ですが、仕事に行かなければいけなかったり、どうしても出かけなければいけないこともあります。
玄関から出入りしますが、玄関の屋根、軒の大きさがちょっと小さすぎました。
しっかりと軒はあるのですが、さらに大きくすべきでした。
玄関の外で傘を開けるくらいのスペースがあると、外出の時も帰宅の時も傘の開閉時にまったく濡れないので、非常に楽です。
さらに、玄関の外に傘立ても置けるくらいのスペースがあるとなおよかった。
風の強い日は心配なので、傘立ては玄関内が良いのですが、普段は外の雨のかからないところに傘立てがあると、濡れた傘を家に入れないで済みます。
我が家の場合は、ある程度は屋根が大きかったのですが、ちょっと風が強いと結構吹き込むため、もう少し屋根が大きければよかったと感じています。
室内干しスペース
雨の日に困るのが洗濯物を干す場所。
室内干しスペースまではいらないかもしれませんが、ある程度干せる場所を想定して考えておくべきでした。
カーテンレールにハンガーを引っ掛けていく、というのが昔ながらの方法ですが、ちょっと見た目がよろしくありません。
他の方法としては、寝室などに天井から吊り下げられるような室内干し用の金具を付ける。
または、室内干し用のラックを置いて干す方法もあります。
干し方はともかく、やはり寝室ではなく、リビング周りに干したいと感じます。
理由は、エアコンが効いているため。
リビングは、人がいる可能性が高いため、たいていエアコンが効いています。
それだけで雨の時の乾き方が違います。
非常によく乾く。
寝室だと、昼間は人がいないためエアコンが付いていないので、やはり洗濯物が乾きません。
洗濯物のためにエアコンをつければいいのでしょうが、節電の観点から気になります。
エアコンの効いているリビング周りで、あまり目につかない、邪魔にならないようなところに干すスペースがあると便利でした。
雨のための防音
こちらでも書いていますが、雨の音は結構気になります。
最近の家ならある程度の気密性、断熱性ともに優れていますので、防音性も高いです。
でも、それは壁の部分だけ。
窓やサッシに当たる雨音は気になりますので、ある程度の大きさの軒があることが非常に重要です。
台風の時など風が強い時は仕方ないですが、普通の雨のときなら軒がある程度あれば、雨音をかなり低減できます。
駐車場とのつながり
家の出入りと重複しますが、車を持っているなら、玄関からカーポートまでが屋根でつながっている、というだけで快適さが段違いです。
濡れずに車まで行けるなら、雨のときの外出は非常に快適になります。
家を決定する段階でカーポートまで決めてしまうのは難しいと思うので、玄関からカーポートまでの軒、屋根を大きめにしておくことをおすすめします。
そうすれば、後にカーポートを決める段階でも、その軒にかぶせるような形でカーポートをつくったり、カーポートまでの通路用の小さな屋根をつくるなども容易になります。
天候の変化も考えるといいかも
最初から雨のことも考えるのはなかなか難しいかもしれません。
でも、日本においては、平均で1週間に1日は雨の日です。
年間に1/7くらいは雨の日があるということ。
夏や冬というのは、季節単位で単純に考えると1/4。
家を考えるとき、夏や冬のことはかなり入念に検討すると思います。
では、その半分くらいの1/7の雨については、考えるでしょうか?
個人的には、ほとんど考えていなかった、というのが実感です。
家を建てる際に、暑い、寒いよりは、少なくてもいいけど雨について、もう少し検討してみるべきだと思います。
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