ずぼらな人が家を建てるときに気を付けること

その他

家を建てるときは、いろいろな要望を盛り込んでもらって家を建てました。

でも、住み始めてみると、不要だったかな?と思うものもたくさん出てきました。

家を建てる前は、住み始めたら、DIYでこうしたい、だとか、庭もきちんときれいにするつもりでしたが、ずぼらな性格は引越し後も変わることはありません。

私でも最初の半年くらいは、結構頑張った。

でも、1年を過ぎたころには、まったくやらなくなる。

掃除すら雑になりますし、家に手を掛けることがほとんどなくなってしまいました。

そういう人間からすると、あくまで個人的にですが、いらなかった、無くてもよかった、というものを挙げていきます。

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キッチンの吊戸棚

一応使ってはいます。

でも、使い勝手が悪すぎる。

そもそも高すぎて物を出し入れするのが面倒です。

そこにしまってしまうと、結局出すので面倒なので使わない食器になってしまう。

使いにくいのは初めからある程度は想定していて、来客用時に使う食器を入れておいたりすればいい、と思っていましたが、それすら出すのが面倒なのです。

しかも、来客用の食器なのでちょっといい食器。

それが高いところにあって、非常に出し入れに気を遣う。

本当に不便です。

上のスペースを有効活用したい、なんて考えから吊戸棚を付けてしまいましたが、かかった費用のわりにあまりうまく利用できていいません。

玄関の壁面収納

靴は家族分ともなると結構あるので、大きな収納はありがたいのですが、壁面収納となると圧迫感がすごいです。

さらに、やはり高さの問題。

あの上の方にしまった靴を出すには、脚立が必要です。

靴を履くために脚立を使うのはやはり無理。

結局そこにしまったら履かなくなってしまいます。

着物を着たときの草履などを入れるくらいで、それ以外は、そこにしまうような靴は、はっきり言ってほぼ履くことのない靴になる。

玄関だけでなく収納全般として言えることですが、高い位置にある収納はあまりものを入れていなかったり、そこに入れたものを面倒なため使わなくなるため、そもそも不要かもしれません。

間接照明

せっかくなので何か目を引くものを一つくらいつけようと思い、リビングと玄関ホールに間接照明を着けました。

でも、ほとんど使うことはありません。

住み始めて半年くらいしてからは、ほぼ使ってないかもしれない。

使わないだけならいいのですが、間接照明は天井部分の溝に隠すような形でついており、その部分にほこりなどゴミが溜まっていきます。

天井なので高さもあり、掃除も面倒です。

使わないのに掃除だけ面倒なので本当に不要でした。

ベランダ

使い道があまりありません。

現状では、洗濯を干す場所、2階のエアコンの室外機置場となっています。

洗濯物を干せるという点では、あってよかったとも言えるのかもしれませんが、洗濯物を干すことに特化するなら、雨でも干しておけるサンルームのようにしたい。

そういう計画ではなかったので、幅が狭いため、今から取付は難しい。

結局、ほとんど使い道のないベランダなのですが、軒はあるものの外ですので、どんどん汚れていく。

年に1回の大掃除のときが一番長くベランダにいるときになってしまっています。

和室

来客時には泊まってもらう部屋、普段はリビングとつなげて使えるような間取にはなっていますが、ただの物置部屋となってしまっています。

しかも、普通の洋室と比べて、畳や障子、ふすまなど非常に破れたり壊れたりしやすいというデメリット付き。

たたみや障子など隙間や細かい部分が多いため、掃除も面倒です。

しかも、和室は普通の洋室よりも同じ広さの部屋をつくったとしても値段が高いというおまけつきです。

わざわざお金をかけて不便な部屋をつくってしまった、という気持ちになります。

玄関の親子ドア

見た目は非常にいい。

玄関が立派に見えます。

でも、子側の扉を開けることがほぼありません。

最初は、家具や家電などの大物を入れるときにも便利だ、と思っていましたが、玄関からの廊下は狭いし、考えてみればリビングには大きな掃き出し窓があるので、大きな家電はそこから入れたりすることも可能でした。

見た目としては、いいのであってもいいのですが、親子ドアはあってもなくても、どちらでもよかったかも。

お風呂の窓

お風呂は、入った後に換気扇をタイマーで何時間か回して乾燥しているため、窓を開けることがほぼありません。

なんとなく昔の感覚で、お風呂には窓があるもの、として窓をつくりましたし、ハウスメーカーのプランにも当たり前のように窓が付いていたためそのまま採用されましたが、どうなのでしょうか?

お風呂に入るのは夜だから明り取りの意味はない。

たまに昼間にシャワーを浴びることもありますが、風呂の窓は大きいわけではなく、そこまで明るくも無いため、当たり前のように電気を点けることが多いような気がします。

サッシがある分汚れがたまりやすくなるため、無いほうが掃除の手間が省けて楽だったような気がします。

勝手口

我が家の構造では、不要でした。

ほぼ使いません。

ゴミ出しに使うかと思っていましたが、我が家の地域のゴミ出し場所は玄関の方にあります。

勝手口からゴミを出すとすると、家をぐるりと回って、結局玄関前を通って出しに行くことになる。

最短ルートはというと、家の中を通って玄関から出ていくルート。

私のずぼらさが勝って、ほとんど勝手口を使ってません。

その上、外出時に施錠したかは気になります。

ほぼ開けないので開いているはずがないのですが、確認はすることになる。

さらに、冬や夏にはそこから冷気、暖気がやってくる。

我が家にとってはデメリットしかありませんでした。

シャッター

田舎なのもあって普段は使いません。

大きな台風が来た時だけ降ろしますが、台風が微妙にそれて行ったりすると、まあいいか、と使わないことも多々ある。

台風の大きさやルートによって、シャッターどうしよう、と考えるくらいなので不要だったと思う。

実際に何か物が飛んできたりしたら、シャッターくらいなら壊れた内側の窓だって割れるだろうから、台風の時にしめたとしても、気持ちの問題、と、音が多少は軽減されるかな?という程度であまり意味がないようにも感じます。

ついでに、窓の上に付くシャッターをしまう部分に雨が当たると非常にうるさく感じます。

メリットは小さく、デメリットは大きいかも。

庭の木

家ではありません。

庭の木については、ハウスメーカーの方からおすすめされました。

シンボルツリーなんて言われて、確かに木が1本あるだけで、庭の雰囲気は非常によくなります。

さらに、住んだ歳月にあわせてだんだん大きくなっていく木があるのも趣があります。

でも、いい雰囲気なのは、管理が行き届いている場合です。

ずぼらな我が家では枯れてしまうのではないか、と心配していましたが、それは杞憂でした。

むしろ大きくなりすぎて、非常に厄介なのです。

落葉樹ではないため落ち葉はないのでその点だけは救いですが、枝を落としたりしないとかなり広がって茂っていってしまう。

いっそ抜いてしまおうかとも思ってしまうくらいです。

食洗機

ずぼらだからこそ食洗機は絶対に必要と思っていました。

洗い物が簡単になる。

でも、意外と無くてもよかったかも、という感覚です。

朝、昼の食器だと少ないため、ためておいて夕食後にまとめて食洗機にかけますが、やや小さい食洗機だったのもあって、入れ方を工夫しないと入らないし、汚れが残ってしまいます。

食洗機に入れる前に、軽く水ですすいでから入れますが、食器が少ないと普通にそのまま手洗いしてしまうこともあります。

私の場合、フライパンなど汚れがこびりついているものは食洗機に入れずに手洗いします。

すすいだ食器のみ食洗機に入れる。

洗うのが面倒なものは手洗いして、簡単に洗えるものを食洗機に入れているような。。。。

これって本当に便利なのでしょうか?

時短効果も本当にわずかなのでは?と疑問が湧いてきてしまいます。

朝、昼の分の食器だけで先に食洗機をかけてもいいのですが、これくらいなら手洗いのほうが早いと思ってしまいますし、食洗機を使うと結構うるさいのもあってあまり使う気になれません。

私が使いこなせていないだけなのかもしれませんが、手荒れを防げる、という意味ではありがたいのですが、今の現状では、あるから使っているだけで無くてもよかった、という感覚です。

ずぼらな私が気づいたこと

私のように、ずぼらで面倒くさがりな人はあまりいないかもしれませんが、そういう面もあるかもという方は上にあげた設備などを採用する場合は要注意です。

個人的に、感じていること。

まず、見た目のためのものは不要です。

そもそも綺麗な状態を維持することが難しいため、部屋の状態も維持できません。

見た目がいいようなもの、間接照明などは、部屋がきれいでないと生きてきません。

そして、間接照明などは、家をでこぼこと複雑にさせます。

それは掃除がしにくくなるということです。

ずぼらだけど、家をきれいにして部屋の見た目にも気を付けたい、という場合は、とにかく掃除がしやすいようにシンプルな家になるようにしたほうが良いでしょう。

少なくとも私はそうすべきでした。

あとは、使いやすい、ということを優先すべき。

高い位置の収納であったり、食洗機であったりも、使いやすくて初めて便利なものなのだと思います。

使わなければ意味がありませんし、使いやすくなければ、結局使わなくなってしまいます。

そういった設備なども高額なものが多いため、採用時にはしっかりと検討してください。

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