住宅ローンを借りるときに注意すべきことはただ一つ

家作りの考え方

家を買うのに手元のお金では足りない。
金額が金額だけに当然のことです。
ではどうするか?
親からの援助?
ごくまれにこういった方もいらっしゃると思いますが、ほとんどの方が住宅ローンを利用していると思います。
でも、金額が自動車のローンとは桁が違いますし、期間も違います。
これから最長で35年返していけるだろうか?これが一番気になるところだと思います。

今は金利がおそろしく安い

今、家の購入を検討している人は本当にラッキーです。
これほど金利の低いときに偶然ローンを組むことになるのは、ラッキーとしか言いようがない。


金利が0.1%違うだけで、毎月の支払がかなり違いますから。
私なら、手元に一括で支払えるお金があっても、たぶん住宅ローンを借りると思います。
この金利でまとまったお金を貸してくれることは、正直言ってありません。
絶対に潰れないって思うくらいの超優良企業であっても、もう少し金利が掛かるのではないでしょうか?
金利が最低のところを探すと0.5%切ってます。
5000万円借りて、利息が年25万しかつかない。
これを最長35年の返済で貸してくれるというような条件は破格も破格。
借りなきゃ損だと思ってしまうような状況です。

住宅ローンのために経済の心配は不要

今は大丈夫でも、先々が心配で仕方がない。
こういう方もいると思います。
たしかに、経済状況はどうなるかわかりません。
だから、住宅ローンが心配。
でも、経済状況がどうなろうと住宅ローンにはそれほど影響がないのではないでしょうか?
経済が変化した場合をそれぞれ考えてみます。

景気が悪くなり不況となった場合、収入は上がらず、むしろ減るようなときには、まず金利は上がりません。
現在、無理なく支払できているなら、それほど気にすることはないはずです。
景気の悪化によって給料は多少下がることもあるかもしれませんが、こればっかりは頑張って稼ぐしかやりようがありません。
給料が下がるのは景気ばかりが原因でもありませんから、本来は経済状況は関係ないとも言えます。

対して、すごい好景気になった場合、収入は上がる代わりに、金利も上昇するかもしれない。
でも、こんな金利上昇の時は、基本インフレ傾向のはずです。
変動金利の場合、金利上昇により月々の支払額は増えているかもしれませんが、インフレ具合によっては感覚としては返済は楽になっている可能性すらあります。
また、たまたま自分の勤めている会社がおかしくなったとしても、景気がいいなら転職も難しくないはず。
年齢的に心配という方も、景気が良ければ、今の日本でがむしゃらに頑張ればどうにもならない、というような状況にはなりません。

結局、経済状況がどうなろうがそれほど影響はないということです。

経済ではなく自分が心配

経済状況は、心配しても仕方がないことはわかる。
でも、自分の将来がどうなるか心配だ、という方もいらっしゃると思います。
怪我や病気もあるかも、景気に関係なく、突然勤めている会社がつぶれるかも。
心配はあると思いますが、それは住宅ローンとは関係のないことです。
それらの心配は常にあること。
住宅ローンを借りたから心配というようなことではないはずです。
人生に一度あるかないかという、家を購入するという大きな金額を前にして、不必要に不安が増大してしまっているだけです。

考えることはただ一つでいい

住宅ローンを借りるとき、考えなければならないことはただ一つです。
それは、月々の支払額。
これが今現在、問題なく払っていける金額なら、何の問題もありません。

将来の不安については上で説明したように、おそらく問題ない。
とはいえ、不安はなくなりませんよね。
未来のことは何があるかわかりませんから。
でも、ネガティブに考えてしまっていますが、何があるかわからないのなら、もしかしたらいいこともあるかもしれない。
近い将来、急に勤めている会社が急成長したり、昇進して、大幅に給料が増えるかもしれない。
もしかしたら、宝くじが当たるかもしれない。
未来のことはわかりませんから。
先々のわからないことを不安に感じて尻込みしていても仕方ありません。
不安だから何か対策をするならまだしも、なにもしないでただ不安だ、不安だといっていても時間の無駄です。
それなら思い切って借りてことを前に進めたほうがいいと思います。

ちなみに、家を建てた方の多くは不満はあれど満足している。
アンケートによっては、9割以上の人が満足と答えています。
そして、満足していないと答えた人の中の一部が、住宅ローンの返済が苦しい、というのを満足していない理由に挙げている。
返済が苦しいというのは、かなり深刻な失敗なので、大きく取り上げられがちですが、アンケートの割合を見ると実際の数は家を建てた人の中のたいした数ではないことがわかると思います。
このことは多くの人が住宅ローンを過大に心配して、借りる額を少なくした結果だと思う。
要は、もっと借りてもよかった人が多いということです。

住宅ローンを検討していて、借りようと思っている金額が、現在の状況ならそれほど苦しくなく、多少貯金もできて問題なく返済できそうな金額であるなら、迷うことはありません。
そのまま借りればいいと思います。
もし、月々の返済額を見て安いと感じるようならば、もう少し借りる額を増やして、もう少しだけ贅沢な家を建ててもいいと思います。
予算に過剰に縛られていろいろな仕様を我慢して家を建てるより、そのほうが後悔の少ない家を建てられると思います。
住宅ローンの金額は、月々の返済額をベースに考える。
月々の支払が苦しくないかだけ検討して、これ以上は月々の返済が厳しいなと感じる額までなら大丈夫。
不安に思うだけ無駄です。
思い切って決断して家の購入、建築をすすめるほうがいいのではないでしょうか?
せっかくの家なので、早く手に入れて快適な暮らしをしたほうがいい。
悩みもなくなり、仕事にも集中できることにより、逆に返済が楽になることもあるかも。

ちなみに、これはあくまで一戸建てについての考え方です。
マンションについては、資産としてとらえる必要があり、他にも考えるべきことが存在していますので、さらに検討が必要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました