家作りの失敗で一番多いのは?

注文住宅を建てる。

家が完成して住み始めてしばらくしてから冷静に振り返ってみると、だれでも少なくともいくつかの失敗が思い浮かぶと思います。

その中でも誰もが、失敗した、と感じているのではないだろうか?という失敗があります。

間取り?

電気関係?

家の大きさ?

これらもよくある失敗なのですが、もっと他にあります。

正解は、契約までの検討が足りなかった、というものです。

これ、家に不満がある人はもちろんなのですが、建てた家に比較的満足している人でも感じている人が多い失敗なのです。

いくつか例を挙げてみます。

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仕様をもっと詳細に決めるべきだった

今回で3軒目の家です、なんて方はほとんどおらず、基本的には、初めて家を建てる、という方がほとんどだと思います。

もちろん家作りの手順なんてまったくわかりません。

具体的な工事などになれば本当に無知だと思います。

当然、ハウスメーカーや工務店に、このやり方でやります、なんて言われれば、そういうものか、と思ってしまい言われるままになってしまいます。

家はたいていの場合、完全に仕様が確定する前、ある程度のざっくりとした仕様しか決まっていない段階で契約となります。

全部の仕様を無料の見積の段階で確定させるのはハウスメーカー、工務店側としてもあまりに時間と手間がかかってしまうため、それは難しいと思う。

そうなると仕方の無いことなのですが、基本的な間取りや大きな設備の仕様くらいは、本来はきちんと確定させておくべきことだと思います。

でも、ハウスメーカーの営業さんに言わせると、そういった仕様は後からでもなんとでもなりますから、なんて言われてしまう。

ひどい場合だと、間取りなんて後から変更可能です、なんてことを言って契約を迫ってきたりします。

家の間取りすら決まっていないのに契約する、というのはどう考えてもあまりいいこととは思えません。

そのためなのか、契約後に間取りや設備を変更したりして、後から金額がアップしていくことが当たり前のようになっています。

仕様の変更や追加等によって、多少金額アップがあることも仕方のないことですが、金額アップして当然である、というような契約は、あまりいいことではありません。

悩み疲れて契約してしまう

契約に至るまでには、たいていの人がかなり悩むと思います。

何といっても金額が他の物とは違います。

家は建てたい。

でも、高すぎる。

家の理想を追えば追うほど、予算オーバーで予算の理想からは遠ざかっていきます。

予算という現実に向き合えば、もう少し広い家を、設備のグレードを何とかならないだろうか?といずれにせよずっと悩み通しです。

そして、その悩みから逃れたい、という思いから妥協しながらも契約してしまう。

妥協が悪いということではありません。

理想と予算のはざまで悩みぬいて、どこかを妥協するしか方法はありませんから。

妥協自体が悪いのではなく、しっかりと考えた上での妥協ではない、という場合があるのが問題なのです。

契約してしまえば、その悩みからは開放されます。

そして、しばらくして、振り返ったときに、もう少しいろいろ考えておけばよかったということに気が付くのです。

これはハウスメーカーの営業の仕方にも問題があります。

契約を取るためにどうしてもいつまでに契約するならこれくらいの値引きができます、などと期限を切って契約を迫ってきます。

ハウスメーカーとしては仕方の無いことではあります。

家を建てるということは、あまりにも大きな決断です。

そういった大きな決断は、もし期限が無かったなら、だらだらと悩み続けてしまい、決断できないことだからです。

とはいえ、この期限が迫ってくるプレッシャーと、悩みから逃れたいがために、契約してしまう。

こんな風に契約してしまうと後になって、もう少し考えるべきだった、ということになってしまいます。

検討段階の後悔をなくすために

検討段階での失敗は、実際は失敗なのかどうかはわかりません。

もしかしたら家が完成してみたら特に失敗もなく大成功かもしれない。

なので失敗というよりは、後悔という言い方がしっくりくるかも。

では、契約時の後悔をできるだけ少なくするためにどうするべきか?

契約までの注意点とアドバイスを何点かあげてみます。

スケジュールを決めるべき

本気で家を建てる検討を始めてから、4ヶ月~半年程度でハウスメーカーを決定するくらいがいいと思う。

3ヶ月くらいでもなんとかなりますが、本当に毎週末、家がらみの打合せやイベントに専念することになるので、最短で4ヶ月くらいが目安かと思います。

これよりも短いとしっかり検討はできませんし、逆に半年より長く検討することにも危険が潜んでいます。

普通、家について半年も本気で検討を続けたら、かなり疲れてしまう。

おそらく家のことを考えるのも嫌になってきてしまいます。

そんなつまらない家づくりはできれば避けたほうがいい。

とにかくまずは検討期間はここまでという期限を決めてください。

いつまでに新居に入りたいなどの制約が特にないなど、時間的には余裕があったとしても、一応の期限は区切ったほうがいい。

これは自分のためです。

期限の無いものについては、人はいつまでたっても決断できないものです。

難しい問題は先送りとなる。

それを防ぐためです。

もし、期限内に決められなければ、そのまま検討を続けるのではなく一旦リセットして仕切り直すべきです。

家を検討することは想像以上に疲れますので家のことは一旦忘れてもいいですし、そもそも原点に立ち返って、家が本当に今必要なのか?ということから考えてみてもいいかもしれません。

検討中はモデルハウスや完成見学会などに参加したり、見積をもらったりとかなり忙しいと思いますが、はじめに決めた期限よりも早い段階で気に入ったメーカーからいいプランと見積が出てきても、念のため他社をあたったりするなどして、しばらく検討を続けてください。

その間に気に入っているメーカーからも、さらにいいプランが出てくるかもしれませんし、他社からもいいプランが出てくるかもしれない。

ハウスメーカーの営業さんからの圧力はかなりすごいと思いますが、なんだかんだとかわしましょう。

とは言うものの、あまりに営業さんに負担をかけないようにはしたいです。

営業さんにも会社内での立場というものもあります。

もっと言えば、営業さんというのは、ハウスメーカーの社員ではありますが、あなたの味方でもあるのです。

何か問題が起こったとき、あなたとハウスメーカーの間に入って、うまく取り持ってくれたり、交渉してくれたりしてくれます。

あまりにも無茶な駆け引きはしないようにしましょう。

そして、もし他にいいメーカーが無いまま検討期間の終わりが来たなら、納得して最初のメーカーと契約すればいい。

他社からいいプランが出たなら、そちらと契約です。

基本的に見積、プランは後から出すほうが有利なので、他社からいいプランが出たことを初めのメーカーに伝えれば、さらにいろいろ考えてくれますので、もしかするとさらにいいプランが出てくることもありえます。

契約前には少し時間をおいてみる

契約前には、少なくとも一週間程度は時間をあけてみることをおすすめします。

その間に一度できるだけ家のことから離れてみてリフレッシュしましょう。

そして、もう一度、見積を見て検討してみてください。

それでも変わらずプランと見積に満足しているなら契約していいと思います。

もし、あれっと思うようでしたら、もう一度考え直したほうがいいかもしれません。

ハウスメーカーによっては、この割引は今だけしかできません、などと猛烈に契約を迫ってくることもあります。

でも、安心してください。

たいていの場合は、別の割引方法で同じような金額を提示してくれます。

確かに、キャンペーンなどがあると、その割引は今しかできないかもしれませんが、総額としては変わらないようにしてもらえることがほとんどだと思います。

ただ、本当の今だけのこともあるので気をつけなければいけませんが、たいていは営業さんががんばって帳尻を合わせてくれるでしょう。

どちらと契約するか決められない

何社か検討して、2社に絞り込んだ。

その2社から見積をもらい検討しているが、どうしてもどちらかに決められない。

こんなときは、金額は抜きにして考えたとき、どちらがいいかで決めるといい。

悩んでいるくらいの金額はおそらくどうにもならないような金額ではなく、何とかなりそうな金額だと思います。

それならば、より気に入ったほうと契約するべき。

家は非常に高額なため何とか少しでも安いほうを、と思ってしまいますが、3000万と3200万。

金利を1%として35年ローンで計算すると、月々の支払額は、それぞれ84000円と90000円といったところ。

月々6000円程度しか変わりません。

これくらいの差ならば、3000万なら問題なくOKという方なら、3200万でもおそらく問題ないはずです。

これをどんどん続けてしまうと払えないという金額までOKになってしまいますので問題ではあるのですが、どちらにしようか?と悩む位の予算オーバーは実際問題、大丈夫と判断してもいいかもしれません。

確かにその金額なら大丈夫そうだけど、先々金利がどうなるかわからないし・・・こんな風に思うかもしれません。

でも、実際金利だけでなく、先々のことなんて誰にもわかりません。

それなら気に入ったものを思い切って手に入れたほうがいい、と思いませんか?

35年ローン。

そんな先のことは誰にもわからない。

ならば今を考えるべき。

月々の支払いに無理がなく、多少の繰上げ返済も可能というくらいなら、過剰に怖がる必要はないはずです。

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