リビングに収納はないほうがいい

間取りの失敗

リビングは、起きている間、家の中では一番過ごす時間が長い場所。

ということは、いろいろな物が必要となるから収納が必要。

このように考えて、リビングには収納を多めに準備しました。

テレビも納まるような大きな壁面収納のようなものから、クローゼットまで結構な容量を確保しました。

これだけあればとりあえずは、リビングで使うものは確実に収納できるだろう、という程度には収納があります。

でも、そもそもこの考え方が間違っていたのかもしれません。

スポンサーリンク

収納は見た目がちょっと

リビングをできるだけスッキリとさせたかったため、収納を多めにしたのですが、結果としては、その収納のせいで見た目がごちゃごちゃとうるさい感じになってしまって、どうやっても部屋がスッキリしないのです。

ソファやテレビボード、LDK一体の場合はダイニングセット等もあるため、もともとリビング周りには大きな家具や家電が比較的多くそろっています。

それに加えて、壁にクローゼットの扉だったり、壁面収納が並ぶとどうでしょうか?

想像通り、見た目としては、スッキリという雰囲気ではなく、むしろごちゃごちゃとしてしまいます。

収納はたくさんあるので部屋自体に小さな物があふれているわけではなく、片付いた状態を保てるのですが、たくさんある収納のせいで、その片付いた何もない状態でさえも、見た目としては部屋がちょっとごちゃっとした印象になってしまいました。

リビングは来客もある

昔の日本家屋のように、お客さんが来た時にお通しするような客間なんてものは、もちろん作っていないため、友人やそのほかの来客時には、リビングへ通すことになります。

そこに収納があると、見た目だけではなく、他にもちょっと気になることが出てきました。

まず、客間のない我が家では、リビングはお客さんも出入りする部屋になります。

そのようなリビングの場合、あまり大切なものを保管しておく場所としては相応しくないのではないかと思えてきました。

気持ちの問題でもありますが、お客さんの前で印鑑などを出すというのも、ちょっと気になります。

たとえば、保険など何かの契約をするとき、自宅に契約書を持ってきてくれたので、契約の署名と捺印を、というときなどにリビングの収納に印鑑をしまっていた場合、印鑑を出そうとすると、お客さんの前で重要なものをしまっている引き出しを開けることになります。

お客さんに重要なものをしまっている引き出しを教えてしまっているような感覚になりどうにも気になるのです。

重要なもの以外を取り出すようなときでも、我が家の場合ですが、たいてい収納の引き出しの中などは、どちらかというとあまりきれいではないことが多いような気がします。

外に出ているのは、常に気になるので見えないように収納にしまうのですが、目につかない収納の中は結構ごちゃごちゃと適当に入っている感じ。

その整理されてない引き出しや戸棚をお客さんの前で開けないといけないのです。

どちらの場合も、あまりうれしいことではありません。

時には、引き出しの中にあるはずのものが見つからなくて、物を外にどんどん出して探さなければいけないようなことも起こったりして、非常に恥ずかしいことになる場合もあります。

リビングにある収納は、あったとしても、意外と使いにくいようなシチュエーションもありますので、その収納の中まで気を付けなくてはいけなくなってしまいます。

こどもも来る

リビングに招くのは大人だけではありません。

こどもの友達が来たりすることもあります。

子供部屋はありますが、こどもがまだ小さいのもあってリビングで遊んでいる場合がほとんどです。

こうなると本当に危険。

何もわからないまま、大切なものが入った引き出しが開けられてしまう場合もあります。

悪意はまったくないのですが、我が子がいつものことで引き出しを開けてしまえば、友達もその中に何かおもしろいものないかな?と探してしまう場合もあります。

本当に危険です。

リビングには収納自体ないほうがいい

生活しだして気が付いたのは、リビングには基本的に物がないのはもちろんですが、収納もないほうがいいのではないか?ということ。

でも、収納が無ければ物は出しっぱなしになってしまいます。

これでは散らかっているようで、みっともない。

とは言え、リビングで使いたいものは、少なからずありますので、それらを寝室などにしまっていては、いちいち2階の寝室まで取りに行かなければならず非常に不便です。

では、どうするか?

ある程度費用は掛かってしまいますが、リビングに隣接する場所にウォークインクローゼットのような形の収納部屋を作るのが一番いいと思う。

そこにリビングで使うものは、すべて収納する。

普通のクローゼットではなく、ウォークインであることがポイント。

来客時にどうしてもそれらのものを取り出さなくてはいけないときも、収納の部屋に入ってから、ものを取り出すので、その収納部屋の扉を締めてしまえば、取り出すところを見られなくて済みます。

これなら大事なものもある程度しまっておけます。

そして、その収納部屋の扉を鍵付きなどにすれば、こどもの友達が来た時でも荒らされることもありません。

これは万が一しまっておいた大切なものがなくなってしまったときにも、実は非常にありがたい。

実際にはしまった場所を忘れてしまっているだけなのに、探しても探してもあまりに見つからないようなときは、余計なことまで考えてしまいます。

こどもの友達が来た時にあの引き出しをさわっていたな、とか、そんなことはないと思いながらも、最近来たのはあの友人だけだから、その時にもしかしてとられたかな?なんて思ってしまったり。

こんな風に友人を疑ったりしないためにも、こういった収納部屋があるといいと思います。

さらにメリットとして、リビングが散らかっていた時に来客があった場合、とりあえずその収納部屋のウォークイン部に物を入れてしまい、リビングだけはある程度片付いてるようにすることもできます。

そして、もう一点。

この収納部屋に家族のコートなどを掛けておくところにすれば、外出時も帰宅時も、わざわざ2階の部屋に行くことなく外出、帰宅できるため、すごく楽です。

そして、リビングはスッキリ。

いい事ばかりですが、その部屋をつくる分、費用は掛かります。

でも、もしこういった部屋をつくる場合、リビングの収納家具は不要になって、そのスペースは収納部屋に置き替えることができるため、そこまで追加で大きな面積が必要ではないので、トータルした費用では大きなコストアップとはならないかも。

そもそもリビングの広さには収納家具の面積も含まれていると思いますので、それらがなくなると、周りがスッキリとしているという効果も加わって、LDKが多少小さくなっても、狭さを感じることはほとんどないと思います。

むしろ実際の生活スペースは広くなっているくらいかも。

1階部分にこういった大きな収納は考えませんでしたが、最初から計画して絶対に作っておくべきでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました