予算での妥協はできるだけ避ける

お金の失敗

予算が足りない。

家を建てるときには、だれもがぶち当たる障壁だと思います。

でも、キッチンや浴室などの設備をグレードダウンしたり、あきらめたりすることは、できるだけ避けたほうがいいでしょう。

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お金をもう少しかけてもいいのでは?

おそらく家を建てるほとんどの方が当てはまると思うのですが、たいていの場合、予算を過少に見積もっています。

要するに、住宅ローンをもう少し借りても生活の上では問題なく大丈夫なのに、きちんと返済できるだろうか?と心配しすぎてしまい、少なく済まそうとしている状態です。

普通の会社員や公務員の方で家以外にこれほど大きな買い物をすることは、おそらくありません。

35年の住宅ローン。

だれもが怖くなってしまい、少しでも安く、と考えてしまって、借りてもまったく問題ないレベルの適正な住宅ローンの金額すら怖くなってしまうのです。

でも、家が完成してしばらく暮らしてみて冷静になってくると、もう少し家にお金をかけて住宅ローンが増えても、まったく問題なかった、と感じている人はかなりいると思います。

後からの変更は余計にお金がかかる

今はとりあえずこれくらいにしておいて、もし気になるようだったら少し早めのリフォームでもすればいい。

このように考えて、抑え目の予算で家を建てる方もいると思いますが、基本的に初めに実現しておいた方が安いのは間違いありません。

家が完成する前、建築中に気になって追加する場合でも、余計な追加費用を取られる場合があります。

いずれにせよ初めから導入するよりも費用がかさむのです。

また、大規模なリフォームならスッキリと納めることができるかもしれませんが、費用を抑えるならば、どうしても初めからの計画に比べ納まりに無理が出てきてしまい、不自然な仕上がりになる場合もあります。

満足感を考えると逆にコスパがいいかも

予算は厳しかったが、ちょっと無理していれたキッチン。

こういった設備については、ちょっとくらいの予算オーバーくらいなら、採用したほうが満足度が圧倒的に上がります。

さらに、自分のこだわりが詰まったものなら、余計に大切に使うはずですので、メンテナンスもきちんとするはず。

結果として、便利だったり使いやすい設備が長持ちすることになり、コストパフォーマンスが良かった、なんてことも考えられます。

そして、この設備による住宅ローンのアップ分などは、おそらくたいした額ではないのです。

特に、35年ローンなどの長期の住宅ローンの利用を想定している方は、多少の金額アップは、本当に日々のちょっとした節約程度で捻出できるような金額ですので、予算にとらわれるよりは柔軟に対応したいところです。

予算オーバーを気にしなければならないのは、土地購入や家の大きさなどの変更の時。

このあたりのことは、実行するとかなり大きな金額の動きとなるので注意が必要。

ただ、気を付けるべきは大きな変更だけで構わないと思う。

設備の変更による10万、20万のアップは、欲しい気持ちを抑えて妥協するのがもったいない。

もう少し大胆に言わせてもらうと、あくまでそれぞれの予算計画によりますが、100万、200万のアップくらいなら気にせず採用でいいのではないか?とも思います。

3000万円の住宅ローンを組もうとしている方が、ここから+200万円となっても、いまの金利なら月々の支払額は微々たる額しか変わらないのですから。

金利の変動などの将来が不安、という方はその不安に対して今現在何か行動しているでしょうか?

行動していないなら、それは気にしすぎなだけ。

本当に不安なら、何か行動を起こすはずなのではないでしょうか?

漠然と不安、と言うだけで、まだリアルな状況ではないから何もしていないのではありませんか?

住宅ローンを組むうえで問題ない金額というのは、それぞれのライフスタイルや予算計画にもよりますし、住宅ローンが安いことも満足度の一つとも考えられるため、一概には言えません。

でも、私も含めて、ほとんどの方が将来への不安から我慢をしすぎて予算を抑えすぎてしまっている、と感じますので、もう少し費用をかけたほうが、暮らし全体での満足度がアップするのではないでしょうか?

返済できない金額を借りてはいけない、でも、銀行の審査で通る金額というのは、基本的には返せるだろう、と銀行、保証会社が判断している金額です。

ある意味、第三者が収入や貯蓄などの条件を考慮したうえで判断を下した金額ですので、過剰に恐れる必要はないと思います。

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