どなたにも家を建てる上でこだわるところがあると思います。
リビングであったり、収納であったり。
でも、いざ家を建ててみると、あれ?なんか想像と違う。
家づくりでは、こんなことが頻繁に起こります。
せっかくこだわったポイントなのに、失敗した、では残念過ぎます。
失敗によっては、無料で修正してくれる場合もありますが、お互いあまり気持ちのいいものではありません。
そんな風になってしまわないために、施主がやっておくべきことがあります。
イメージをしっかりと伝える
こだわりのポイント。
こだわるくらいなので、一般的な普通の施工とは異なるところだと思います。
普通ではないのだから、言葉で説明してもなかなか伝わるものではありません。
出来ればそのこだわり箇所の画像などを探して提示すると、非常にイメージの共有がしやすくなります。
ネットで探せば、少しくらいは画像が出てくると思います。
もし画像が見つけられないなら、手書きでいいので簡単な絵をかいて見せるようにましょう。
細かく伝える
ある程度のイメージの共有が出来たら、後はできるだけ細かく要望を伝えてください。
たとえば、造作の棚を考えても、棚の幅、奥行き、ピッチ、棚板の構造、色などかなりの選択する項目があります。
これらにはある程度ハウスメーカーごとの標準がありますが、すべてお任せではなく、できるだけ確認、指示をすべきです。
たいていの場合は造作の簡単な図面をもらい確認することになると思いますが、もし図面が無いようでしたら、確認したいので、と図面を要求してください。
こだわるポイントなのですからこれくらいは要求してしっかりと確認しましょう。
図面になってしまえば、図面と異なる施工をしないと作れない、というような場合、施主に確認が入ると思います。
これが図面なしだと、施工しやすいようにいつのまにか変更されてしまうことがあります。
私の場合ですが、こだわる所はほとんどなかったのですが、1点だけ非常にこだわった箇所では、材質の質感にもこだわって、光沢の加減まで画像で、こんなぐらいの感じで、とお願いしました。
さすがに、ハウスメーカー側もいい感じの物を探してくれて、材料の段階から、念のため確認してほしい、と確認させてくれました。
それだけこだわっているところだと、違っていればお互いいい気持ではありませんし、ハウスメーカー側も気を付けてくれます。
こだわりポイントは絞り込む
家の隅々までこだわりたい。
そんな方もいるかもしれません。
でも、それはできるだけ避けましょう。
たぶんですが、凄い金額になってしまうからです。
こだわりには費用がかかります。
そして、負担は費用だけではありません。
こだわりをちゃんと実現するためには、施主側にも準備がいるため、検討する時間やハウスメーカーとの打合せ、調整の時間など、施主にもなかなかの負担がかかるのです。
当然それはハウスメーカー側にも負担となります。
しっかりと実現するためには、あれもこれも、ではなく、ある程度こだわるポイントを絞り込むことが重要かもしれません。
妥協は不要
こだわりを絞り込んだなら、後は妥協は不要です。
他のことについては妥協することも必要になる場合があるかもしれません。
また、あれもこれもとハウスメーカーに要求するのは、施主側にとっても結構なストレス。
でも、何点かのこだわりポイントならば、ハウスメーカー側も施主のために頑張って施工してくれるでしょうし、細かな修正にも応じてくれると思います。
せっかくのこだわりなのですから、妥協はしないで成功させてください。
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