天井材に木を使う場合は注意が必要

家作りの考え方

床はフローリングで当然のように木を使う。

それにたいして、天井は普通の壁紙仕上げが多いと思います。

その天井をフローリングのような木の羽目板にすると面積が大きく、天井には照明以外ものを置いたりすることもありませんので、一気に部屋の木質感がアップします。

たしかに、木質感は確実にアップしますが、注意すべきこともいくつかあります。

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注意点

部屋が暗くなる

天井が壁紙の場合、色は基本的にほとんどの場合、白系の色を選ぶと思います。

それに対して、木の羽目板を選ぶとほとんどの場合、茶系の色になる。

薄い色を選んだとしても、絶対に白よりは暗い色になります。

よく言えば、落ち着いた雰囲気の部屋ともいえますが、部屋が少し暗い、と感じることもあります。

しかも、最初に書いたように、天井はとても面積が大きく、そこには照明くらいしか物がありません。

そのため家具などが置かれて多少は隠れる床面よりも、さらに色の印象が強くなります。

天井に使う場合は、木の色には十分気をつけましょう。

部屋が狭く感じる

天井の色が濃い色だと、部屋が暗く感じるだけでなく、もう一つ受ける印象があります。

天井の圧迫感が強調され、部屋を狭く感じるということです。

この効果は、色による視覚の効果なのでどうしようもありません。

無垢の天井材は割れることも

床は無垢のフローリング。
ならば天井も当然無垢のものをと考えますが、無垢の天井には割れが入ることがたまにあります。

床のフローリングも同じだから、それほど気にすることはないかというと、床のフローリングよりも割れる可能性は天井のほうが高いのです。

床は常に住んでいる人に踏まれたり力が掛かっているのに、フローリングが割れることはあまりありません。

なぜだろうと思うかもしれませんが、天井材は力が掛からないので、コスト面を考えても、フローリングより薄い材料が使われることが多いです。

そのため床のフローリングよりも割れるリスクが高くなるようです。

とはいえ、床が無垢材で天井が合成材というのも見た目としてはいまいちです。

多少の割れは覚悟の上での採用も悪くはありません。

割れたとしても天井はそこまで目を近づけてみることもないため、ほとんどの場合、気になりません。

注意点としてはこんなところでしょうか。

ただ、これらの問題にはいくつか対策を採ることもできます。

対策ポイント

天井を高くする

天井の色の効果によって低く見えるなら、もともとの天井高さを上げてしまう、という方法があります。

ただ、これはコストアップにつながります。

さらに、天井をあげるということは空間が広くなるということ。

空間が広くなれば、冷暖房の効きにも影響を及ぼします。

空調の効きが悪くなり快適性が損なわれるというだけでなく、ランニングコストにも影響しますので気をつけましょう。

広い部屋に採用する

天井からの圧迫感により部屋が狭く見えますので、狭い部屋には採用せず、広めの部屋に採用するようにしましょう。

小さな部屋に採用するとその部屋の小ささを強調してしまいます。

大きな部屋ならそれほど気になることはないかもしれません。

それでも、やはり白い天井よりは狭く感じますので、人が大勢集まるところにはそもそも不向きなのかもしれません。

床より濃い色は使わない

床のフローリングの色と天井の色。

床より天井の色を濃い色にすると、部屋が暗い、天井が低く部屋が狭い、ということを強く感じます。

少なくとも床のフローリングの色と同等か、それより薄い色の木を採用するといいと思います。

ただ、床と天井の色違いは意外と難しいので、同じような色にしておくのが無難ではあります。

木質感アップにはあらわし梁もある

天井の羽目板による圧迫感が気になる場合は、あらわし梁にするという方法もあります。

梁の下に板を張らないというもの。

梁が見えた状態になるので、木質感は増します。

さらに、天井面を仕上げた場合、梁の下に天井ができたものが梁の上まで天井となるので、天井高さをあげたのと同じような効果もあります。

ただ、これにも欠点があって、天井を仕上げないということは、1階と2階の間がなくなるということ。

つまり、1階の天井の上に、2階の床面が来るということになるため、2階の足音などが通常の天井に仕上げた場合と比べて聞こえやすくなります。

これには、防音用にボードを入れたりと対策はありますが、天井を普通に仕上げたのに比べれば、防音という意味ではかないません。

さらに、 木が見える面積が違うので仕方ないのですが、あらわし梁では、羽目板に比べれば木質感は低いです。

天井に木の羽目板。

問題はいくつかありますが、効果も絶大です。

上手に採用することができれば、すごくいいアクセントになります。

天井なんて気にしない。

この考え方も正しいと思う。

でも、人間が立っているとき、目の高さに近いのは床よりも天井。

想像よりも目につく場所ともいえるのです。

天井にもこだわるというのもむしろ自然なことかもしれません。

ここからは完全に個人的な好みとなりますが、天井には床に使用するフローリングより主張が少ないスッキリしたものを採用したほうがいいと思います。

色もそうですが、木目もそう。

あまりに濃いものを採用すると、部屋の雰囲気が難しくなります。

また、色については家具の色なども考慮して考えてください。

床のフローリングとは違い、家具と直接接することはないのですが、家具などに隠れたりしない分、床のフローリングよりも圧倒的に見える面積は広くなります。

天井の色や質感による、家具との組み合わせにも注意が必要です。

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