間取りを検討しているとどうしても部屋を広くしたくなります。
考え抜いた末に、しかたなく収納を少し削りました。
でも、削ったせいでちょっと収納が少なすぎる気がする。
間取りはいい具合に収まっているので、正直あまりいじりたくはない。
間取りの打合せの時に何気なくハウスメーカーに話してみると、小屋裏収納をつくったらどうか?という提案をいただきました。
屋根裏の無駄なスペースが収納になるので、間取りを変更する必要はない。
費用は掛かってしまうが、家をその分大きくするよりは安価である。
話を聞けば非常にお得に感じたので、採用しました。
でも、いい事ばかりではありませんでした。
普通の収納とは異なる
小屋裏収納を採用したおかげで、収納の面積は一気に増えて便利ではありますが、やはり普通の収納とは違いました。
まず感じたのは、天井高。
小屋裏で延床面積に入らないように天井までの高さが1.4m以下となっています。
小屋裏のスペースをできる限り収納にできるようにしてもらったので、結構広い。
でも、広いのに腰を折ってしか進めません。
しかも、収納として使うということは、物をもって出入することになる。
そこそこ重いものを持っているのに腰を曲げてしか動けないというのはかなりきついです。
出入口が一番のネック
我が家の場合、小屋裏収納の最大のネックとなったのは、階段をつけなかったこと。
階段は費用がかさむので、使うときに天井を開いて使えるような梯子にしたのですが、収納にものをもってあがるときが大変、というより、もはや危険と言えるレベルです。
重いものを持って上がるのは、正直危ない。
そのせいで、重たいものは結局小屋裏にはもっていかなくなってしまいます。
さらに、小屋裏収納で気がついたことは、小屋裏収納にしまうものって、捨ててもいいような物が多いのではないか?ということです。
もしかするとはしごを上らないといけないような、使いにくい小屋裏収納はごみ置き場と同じ役割になっているような・・・。
これは使いにくさが理由でもあります。
使いにくから出し入れするようなものは持って行かない、結果として、使わないものを置いておくスペースになっています。
そもそも使わないものを収納すべきなのだろうか?という疑問がわいてきました。
夏の暑さ
小屋裏は屋根の一番近くにあります。
夏場は家の中で一番温度が高くなる場所だと思います。
その結果、大切なものはあまり置いておく気になれません。
いくら温度が高くなるといっても、家の中ではあるので、たかが知れているとは思うのですが、少なくとも私の場合、大切なものをしまっておく場所とは思えない。
結局、大切なものの収納には向いていない場所となってしまっています。
小屋裏収納とは
小屋裏収納は、利便性や環境から、収納スペースとして向いていない、と感じています。
出入については、普通の階段を付けたり、室温の問題はエアコンをつける、など解決方法自体はあるのですが、そもそもそのスペースを効率よく使うことが難しいと思います。
小屋裏収納にしまうものを考えてみると、我が家の場合はそのために、収納をつくる、よりも、いらない物は捨てる、という方向で考えるべきだったかもしれません。
もし小屋裏収納を作るにしても、利便性向上のため階段は必須ですね。