土地は何度も下見する

土地選びの失敗

家がほしいけど家を建てるための土地がない方で、どうしても注文住宅で建てたい、という方は、土地から探すしかありません。

土地を探すとき、気を付けたければならないことはたくさんあります。

もちろん日当たりや土地の広さも大事なのですが、その土地の周辺環境もとても大切です。

駅、バス停、子供がいるなら学校までの距離、近所のスーパーやコンビニまでの距離など。

もちろんこのあたりのことは、誰でもきちんと調べると思いますが、見落としてしまいがちなのが、ゴミ捨て場の場所。

ゴミ捨て場って、大きなマンションでは、そのマンションの専用のごみ捨て場があって、マンションによりますが、いつでも捨てられるところもあったりします。

こういうのは本当に便利。

でも、一戸建ては違います。

地域で決められた場所にごみを出すことがほとんどで、当然、捨てられる日、時間が決まっています。

回収の時間よりちょっとでも遅れてしまうと、そのごみだけ置き去りになってしまい、大変な迷惑をかけることになってしまいます。

それとゴミ捨て場は近いほうがいいのか?というと必ずしもそうとばかりも言えません。

あまりに近いと、ごみのにおいが漂ってきたり、猫などによってごみが散らかされることもあるため、その辺りはかなり汚く散らかされてしまうこともあり、多少はゴミ捨て場から距離があるほうがいい場合も。

まあ、実際の土地探し中に、そこまではなかなか気がつかないことも多いです。

そして、もっと難しいのが、静かさだったり、周辺の雰囲気。

これは難しいのですが、アパートと同じです。

アパートを借りる時、築年数や部屋の大きさが同じでも、結構家賃が違う、ということはよくあります。

それは周囲の環境によるもの。

基本的に家賃が高い部屋のほうが、絶対に周辺環境はいい。

しかも、隣の部屋などから聞こえる騒音などの問題も、家賃の高い部屋のがトラブルになりにくい傾向があります。

それは、やはり生活の習慣によるものかもしれない。

家賃によって、住人がある程度区別されます。

大学生が住めるような家賃なら学生が増えて、夜騒がしいこともありえます。

家賃が結構高めで、普通のサラリーマンでもちょっと高いくらいならば、若い方が住むには少々難しいので、結果として、ある程度静かな環境が得られるでしょう。

土地も同じです。

値段の高い土地は、閑静な住宅街に。

値段の安い土地は、やはりそれなりの土地です。

安くて静かな土地というものもありますが、それは非常に辺ぴなところにあり、不便である証し、でもあります。

そして、静か過ぎると逆に防犯面でも心配です。

夜には真っ暗で人けがまったく無いのかもしれません。

さらに、もう一点、非常に難しい問題が、空き地の存在です。

購入する予定の土地の隣が空き地だった。

隣が空き地なので当たり前なのですが、非常い日当たりがよかった。

でも、翌年そこに家が建ったら、激変してしまい、一気に日当たりが悪くなって、なんだか損した気分。

そうなんです。

空き地や空き家は、この先どうなるかわかりません。

普通の家でもどうなるかはわかりません。

壊して立て直したり、ということもあり得ますが、空き地や空き家はすぐにでもそういったことが起こる可能性があるのです。

なぜかずっと空き地の場合もあるし、引越した後に3階建てがたってしまったり、中にはコンビニが急にできた、という話まで聞いたことがあります。

まあ、そこまで慎重になる必要はないのかもしれませんが、ある程度のことを想定しておくと、後になって、こんなはずではなかった、ということが少なくなると思います。

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