家が完成して、新居に住み始める。
アパートや前に住んでいた家から引越す時にすべてのものを持っていく、という方は少数派だと思います。
ある程度は持っていくものを整理して、断捨離ではありませんが、不要と思われるものは捨てます。
捨てるので、新居に引っ越してすぐは、以前の住まいよりも、ものが少なくなっています。
新築する場合、収納については、引越しで持っていくものを想定して考えてあるため、収納量的にも十分足りていて何の不満もありませんでした。
でも、アパートにはありませんが、一戸建てには庭がある。
小さいながらも庭がある関係から、庭の手入れに使うものなどはアパートに住んでいたころにはまったくもっていないので、住み始めてから購入することになります。
そして、徐々にですが、外で使う関連のものが増えていく。
庭のお手入れ用具以外にも、せっかくなのでと、こどもが庭で遊ぶおもちゃなども増える。
外用のおもちゃは、公園などでもたまに使っていたため、アパートに住んでいるときにも少しはありました。
でも、公園に行くのは、出かけるのが億劫になったりして、たまにしかいけませんでしたが、家の庭なら毎日でも遊ばせられるので、そこで使うおもちゃも自然とどんどん増えていきます。
そういったもののしまい場所に困った結果、物置を購入することにしました。
物置は大きい
物置のカタログも見ながら検討して、大きさを決めるのですが、実際に物置に入れるものを考えて、さらに少しは余裕が欲しいので比較的大きめのものを購入しました。
設置してみてびっくり。
予想以上の大きさなのです。
まず、外で庭の手入れなどのために使うものって、そもそも大きなものが多いです。
大きなものをしまおうとするとどうしても大きな物置となってしまう。
そして、今までは玄関の土間収納部分に置いていたもので、物置に持って行ったほうがいいようなものを、せっかく物置を買うのだから、とそちらに移動させようと計画した結果、予想より一回り以上大きな物置が必要になってしまいました。
庭の角に置きましたが、メジャーでこれくらい、と計っていた時はそれほど大きく感じませんでしたが、実際に設置すると、高さも人が入れるくらいの高さで、そこそこ高いためか、かなり大きくて圧迫感もすごいです。
新築の時に、地縄では小さく見えたけど、家が建ったら十分大きかった、というのと同じですね。
家は大きく感じれてうれしかったのですが、物置の場合は、実際は大きいのに小さく感じれたほうがよかった。。。
まったくうれしくありません。
物置はそこそこいい値段
大きな物置を購入してしまったのもあって、想像以上のお値段でした。
思わず有名メーカーのものを購入してしまったためでもあります。
ホームセンターのチラシに載っているようなものは結構安かったので、とりあえずそれを目当てにホームセンターへ見に行きましたが、やはり値段なりなのです。
なんとなく全体として強度が弱そう。
少し心配になって、隣に展示されていた有名メーカーのものを見るとやはり違います。
チラシに載っていた安価なものより圧倒的に作りはしっかりしています。
扉など細かい部分もやはりこちらのほうがいい。
でも、やはりその分、お値段もしっかりしていました。
棚もついており、扉の開く大きさもかなり大きく開いたり、使い勝手はかなりいいのですが、値段はやっぱりちょっと高いと感じてしまいました。
はじめから家自体につくるべき
近所の家なども見てみると、庭などに物置が置いてある家は結構ありますが、土間収納も大きめに作ったし、収納についてはしっかりと検討したつもりになっていたため、実際に我が家でも、物置が必要になって買うことになる、とは思いもしませんでした。
そして、その物置を置いてみたときの大きさもまったくの想定外。
今になって思うのは、家自体に外のものを収納するようなもっと大きなスペースを作るのも一つの方法だったのでは?ということです。
家自体に物置のように使う土間スペースを作る
玄関以外に外から入れるような大きな土間スペース、物置部屋のようなものをつくる。
中からも入れるとより便利かもしれませんが、それはどちらでもいい。
まさに外の物の収納に特化した土間の部屋。
こんな部屋があると本当に便利だったかも。
玄関に大きめの土間収納をつくりましたが、大きめといっても、庭の手入れに使うものなど外で使うものの大きさから考えると、たいして大きくはありません。
そして、玄関に収納の扉や入口ができるため、玄関がちょっとごちゃっとしてスッキリしない、というデメリットもある。
さらに、玄関に土間収納があるということは、外の汚れたものを玄関に持ってくることになります。
庭のお手入れの後にその道具を玄関に持ってきてしまえば、いくら洗ってからしまうとしても土や泥等、多少の汚れは付いたまま。
そういった砂や泥が玄関を通過することになります。
でも、玄関ってお客さんが突然やってくることもある。
できれば常にきれいを維持しておきたいのです。
それなのに、土間収納があると、どうしても玄関は汚れやすくなってしまいます。
さらに、それらのものをすぐに土間収納にしまえばいいのですが、庭のお手入れが終わって帰ってきたばかりでちょっと面倒だし、疲れているから後にしよう、なんて思わず後回しにしてしまうことも。
とりあえず玄関に置いといて後で片付けよう、という感じで結局なかなか片付けなくて、玄関が物であふれてしまう場合が多いです。
スッキリさせたいために土間収納を作ったのに、その土間収納のせいですっきりさせたい玄関に物を引き寄せてしまうことになる。
玄関の土間収納が逆効果になってしまっています。
それならば、いっそのこと玄関とは別に土間収納部屋をつくったほうが良かったのではないか?と感じています。
差額はあるがそれほどでもないのでは?
物置を置くのに比べれば、家自体が広くなるので家自体の建築費用はアップします。
どれくらい費用がかかるかは、各ハウスメーカーによって異なると思います。
おそらくどのメーカーで建てるとしても、物置を購入して設置するよりは高くなってしまうのは仕方がありません。
でも、その費用対効果を考えたとき、むしろ安いくらいなのではないか?と思ってしまうのです。
家自体に土間の物置部屋を作った場合のメリット、デメリットを考えてみました。
メリット
見た目がスッキリ
見た目は、もう言うまでもなく、物置を庭に設置するより、家自体に土間収納部屋を作るほうが圧倒的にスッキリしていていい。
物置部屋から家の中に入れるように扉をつくれば、自転車をしまって、そのまま家に入る、なんてこともできる。
自転車等をそのまましまえる
自転車用のサイクルポートを外構で外につくるくらいなら、土間収納部屋を作って家の中にしまえるようにしてしまえば、大雨や台風の時なども心配ありませんので、非常に便利です。
また、高価な自転車だと家に止めているときでもロックなどに気を使いますが、その点についても安心です。
玄関もスッキリ
玄関とは異なる土間スペースがあることで、ゴルフセットなど玄関に物があふれることを防ぐ効果もあります。
汚れたものが玄関を通らないので、玄関に大きな土間収納があるより玄関をきれいに保ちやすい。
そして、ものが汚れていたりしたときにも、そこで清掃やメンテナンスも可能。
とりあえずしまっておいて、後から片付けよう、なんてときもお客さんが来るような場所ではないので、少しくらいならほっといても大丈夫。
温度管理も可能
その場所で何らかの理由で温度管理が必要な場合がもしあったとしても、室内なのでエアコンも付けられるから使い方がかなり広がるかも。
もしエアコンが付いているなら、趣味の道具のメンテナンス、ゴルフクラブやスキー、スノーボードのお手入れも断然やりやすくなります。
床が土間なのでエアコンの電気代はそこそこかかりそうですが・・・。
デメリット
建築費が高くなる
家の面積が土間収納部屋の面積分、増えることになるので、建築費は余計にかかります。
物置部屋は土間なので熱が家側に伝わりやすい、ということも言えるのですが、こちらについては対策があります。
土間収納部屋と普通の居室部分との間の室内の壁にも断熱材の施工をお願いすればよいのです。
土間部屋の熱は家側にはほとんど来ないようになるため快適さは損なわれません。
ただ、この対策も費用アップとなってしまいます。
・・・他にはこれと言ったデメリットが思い浮かびません。
物置スペースは造るべきでは?
メリット、デメリットを比較してみて、今家を建てるときに戻れるならば絶対につくりたいです。
何より、庭も含めた家全体の外観、見た目が圧倒的にすっきりしますし、家の中からの扉をつくれば、普通の物置と比較して利用するシーンが圧倒的に増えます。
費用については、確かにある程度掛かってはしまいますが、その後の利便性や管理とかのことまで考えると、はっきり言ってたいした費用ではないと感じます。
家を検討しているときには、玄関以外に土間の収納を作るなんて、考えたこともなかったのですが、作れば絶対に便利だと思います。
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