ミサワホームのような蔵を作るべきだった

間取りの失敗

ミサワホームの特徴でもある蔵。
天井を低くおさえた延床面積に入らない部屋を作るというもの。
大人は立って入れないような部屋は使いにくいと思って新築時には即不採用としましたが、もう少ししっかりと検討すべきだったかもしれません。

広大な収納は楽

当然収納は増えます。
ただ、蔵って天井が低いので物をもって出入りするのはなかなか面倒なのです。
それを気にして採用しませんでしたが、新居にて生活するうちに、無駄な空間が必要ということに気が付きました。
たとえば、季節ものをしまう場所。
収納スペースが狭い場合、いちいち箱にきれいにしまわなくてはいけない。
これが無駄と感じられるくらい広い空間、蔵があれば、何も考えないでとりあえず蔵に突っ込むことができます。
極端な話、翌年の使用するときまでそのままでも構わないのです。
このように雑にしまうためには、蔵のようなとにかく広い空間があることが条件となります。
大雑把な性格の私が部屋の中の綺麗を保つには必要なスペースだったと気が付きました。

1階と2階の間がいい

大きな収納としては小屋裏収納をよく目にします。
でも、小屋裏には大きなデメリットが2つあります。
まずは、登るのが面倒というもの。
小屋裏は下の写真のような梯子で登る形が多いのですが、これだと大きな荷物を上げ下ろしするには不向きです。
収納のための小屋裏は使い勝手があまりよくありません。
普通の階段でいけるようにしておくことも可能ですが、その分コストアップとなります。

もう一つは、小屋裏はかなり暑くなるということ。
屋根に近いということもあり、夏なんてとんでもない状態になります。
ビニールなどのものはその熱のためか溶けだしたように表面がベトベトしてきたり、すぐにボロボロになってしまいます。
そのため小屋裏は捨てる前に保存庫のような扱いになりがちです。

このあたりを考慮すると、蔵を1階と2階の間に作ればよかったと考えています。
1階と2階の間、ほぼ全体に蔵を作る。
天井が低いため奥行が深いとほんとうは使いにくいのですが、その広さと1階、2階の両方から距離が変わらずアクセスできるという点を考えると便利さのほうが上回っている気がします。

さらに、大きなメリットとして、各階の防音にも効果を発揮します。
2階の音、結構1階に響きますよね。
特にこども達が走り回ったりすると、どんどんとかなりの音です。
また仕事が遅くなって夜遅くに帰宅した時、赤ちゃんがいる場合などは、起こさないように静かに帰ってきたり、レンジなどの音まで気にする必要はなくなります。
防音層が追加されたような形になるので、騒音をかなりカットすることになる。
防音のために1階と2階の間にグラスウールを入れたりしているのを見かけますが、そんなことは不要ですね。

やはりデメリットもある

メリットしかないという訳ではありません。
当然デメリットもあります。
まずは、単純に値段です。
当たり前ですが、蔵の分費用はアップとなります。
これは仕方ない。

もう一点大きなデメリットは、階段の段数が増えてしまうこと。
1階があって、蔵があって、その上に2階がある。
実質、2階は2.5階というような形です。
部屋に上るとき段数はかなり増えます。
値段よりも、こちらをどうとらえるかが一番の問題ですね。
階段の段数は毎日のことになるので、かなり気になります。
ですが、大きな蔵があれば、1年後にまた使うものなどもきちんとしまう必要がなくなり、収納時の時間は短縮でき、すっきりとした部屋を維持しやすくなります。
こちらも毎日の暮らしに直結しますので、難しいところですね。

また、2階の音と1階の音は相当遮断される。
それは時に各階の音が聞こえないため、こどもが何をしているのかわからない、ということにもつながります。
あまり生活音が聞こえないのも、少し寂しいと感じるかもしれません。

次は蔵がほしい

個人的には、無駄と思えるようなスペースの大切さをかなり実感していますので、また家を建てるようなときには、蔵を作ると思います。
年齢とともに階段が増えるのは厳しいと感じるかもしれませんので、その点だけは要注意です。
ただ、それも健康なうちはむしろ運動ととらえることもできるので、たぶん次はありませんが、もう一度建てるなら、やはり蔵は欲しいですね。

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