家の間取りにはかなり力を入れました。
LDKや寝室、こども部屋など、かなりこだわってしっかりと考えた。
でも、家の顔である玄関については、ある程度の見た目や使い勝手は考えましたが、今思えばあまり深く考えていなかったかもしれません。
玄関からの動線だけではない
玄関の使い勝手についてはしっかりと考えました。
玄関から出かけるときや帰ってきたときの動作についても考えた。
とにかく出入りに無駄がないようにと、玄関から真っすぐ歩いていけば道路に出られるような位置に玄関を配置しました。
我が家の土地は北側に接道しており、土地にゆとりがあるわけではないので、家の配置としては庭となる南側をできるだけ大きくあけた結果、玄関から道路まではたいした距離はありません。
そうすると、玄関から出入りする際に家の中が丸見えになってしまっていることに気がつきました。
さらに言えば、間取りの問題もあるのですが、玄関とLDKの扉が開いていれば、リビングはもちろんキッチンまで丸見えです。
玄関のドアなんてすぐに締めればたいした時間ではないから大丈夫と思いましたが、買い物帰りなどに荷物があるときを考えたらどうでしょうか?
車から荷物を運びこむために、両手に荷物を持っていたら、玄関が開けれないため、玄関ドアはあけておいて荷物を運びたくなるはずです。
結果、玄関をしばらく開けっ放しにすることになります。
また、子どもがいるご家庭は要注意。
小さな子どもは予想以上に玄関でもたつきます。
靴が履けなかったり、忘れ物したり。
その間、いちいち玄関を締めるのも面倒だし、子どもが開けた場合は、当然開けっ放しです。
家の中も見えっぱなしということに。
外構で多少の対策はできるけど
家が完成してから、玄関を開けると中が丸見えになることに気がつきました。
でも、わずかな救いは外構がまだだったこと。
外構にて玄関と門柱や門扉をずらすことによって、わずかに目隠しできるようになりました。
動線としては真っすぐではなくなり、なんとなく無駄な動作が必要になったみたいで気にはなりますが、昔の家の多くはこのような形状になっているので、こういったことに注意して作られていたのかもしれません。
まあ、そのずれもわずかなので、何も無いよりはましという程度で、結局はかなり見える状態です。
道に真っすぐでないほうがいいかも
道路に対して、玄関までのスペースが無い場合、玄関出て真っすぐ進めば道路、という位置には玄関を配置しないほうがいいのかもしれません。
道路に対して平行の位置、90度向きを変えて道路に向かう方向とでも言いましょうか?
玄関を道路に対して、横を向いている位置にしてしまえば、外構をどのようにしても、中が丸見えになる心配はなくなります。
また、玄関ドアの開閉方向もちょっと考えてもいいかもしれない。
玄関ドアは、玄関横に壁が出ていれば、壁のある方向に開くのが普通。
そうしないと、ドアを開けたときに非常に圧迫感を感じます。
でも、もしどちらでもいいような家の形状で、道路に対して、90度の向きに玄関がある場合、ドアの開き方を道路方向に開くようにすると、開いたドアも目隠しの効果になって、さらに中が見えなくなります。
これらの工夫をすることによって、動線や見た目だけでなく、ドアの開け閉めをした時の外部からの視線まで検討しておいたほうがいいと思います。
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