柔軟な空間が多いほうがいい

家作りの考え方

間取りを考えていると、リビング、ダイニング、家事室などとそれぞれの部屋やスペースに役割をあてがって考えてしまいます。

でも、そもそもその部屋、スペースに役割を固定する必要があるのでしょうか?

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部屋の名称に意味はない

キッチンのように、コンロやシンクがあるため、そこでしかできないような作業がある場合を除いて、ほとんど部屋の名称に意味はありません。

リビングなんてその代表的なもの。

それぞれの家庭でリビングでの過ごし方は違います。

ダイニングだって、キッチンに近いから食事をするところとしているだけで、別にそれ以外の使い方をしてもいいはずですし、実際にテーブルの上を片付けさえすればダイニングでPC作業などをやられる方も多いと思います。

柔軟な空間をつくる

この部屋はこれをする場所。

こんな風に用途を限定して間取りを考える。

たしかに、非常に便利でいい間取になります。

でも、それはその時に限定されている便利さの場合が多いのです。

しっかりと間取りを考えても、どうしても現状での家族構成や使い勝手を考えてしまいます。

なかなか10年後、20年後のことは想定できませんし、実際に想定したとしても、その通りにならないことのほうが多いため、想定する意味はあまりありません。

それならば、ある程度の広さの自由な空間をつくることを考えましょう。

自由な空間というのは、最終的には柔軟でいろいろな用途に使える空間になります。

一見するともったいない空間にも思えるかもしれませんが、こういう空間があることによって、会社がテレワークになるなどの生活環境の様々な変化にも対応することが出来ます。

柔軟な空間という意味では、寝室やこども部屋もそのように考えておくことが必要です。

こども部屋だから、これが必要、あれは不要、というように考えてしまうと、子供が巣立った後、部屋の用途を変更しようとしても使い勝手が悪い部屋になってしまう場合がありますので気を付けましょう。

家を広く感じる

家が狭い、と感じるときは、何かをやるときに場所がない時です。

それを感じさせないために、自由な空間が非常に役に立ちます。

自由な空間なので、そこではいろいろなことが可能です。

そういった空間をつくり、あえて自由な空間を維持することが出来るなら、家を狭いと感じることはあまりないでしょう。

ただし、いくら自由な空間でも、それを常に開けておくのは難しいかもしれません。

一時的には、何かの専用の部屋になったりする場合もあります。

でも、もともとが用途を限った作りではなく、何でもできるような空間であることが重要です。

そうすることによって、家族、生活、様々な変化に対応することが出来ます。

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