昼間なのに暗い家。
あまりうれしいものではありません。
共働きで、こどもも学校に行っているなら昼間には、家族は誰もいないので、それほど気にしなくてもいいかもしれませんが、部屋が明るいに越したことはない。
できるだけ明るい部屋にするポイントを紹介します。
窓を大きくする
やはり窓が大きいというのが一番。
そして、あえて言えば、高さの高い窓がより明るさを感じることができます。
大きい窓というととりあえず幅の大きなものをと考えがちですが、採光の点からは高さも重要になってきます。
背の高い窓を採用することによって、部屋の奥まで自然光を取り入れることができます。
低い家具を選ぶ
光を取り入れることが出来たら、次はいかに光を遮らないかが重要。
部屋の中で光を遮るものはそれほどありませんが、あるとしたらそのほとんどは家具です。
高さのある家具はそれだけで圧迫感もありますし、光を遮ることになりますので、ある程度の高さまでに抑えて、家具の高さを統一するといいと思います。
内装を明るい色にする
壁紙を暗くすると当然部屋が暗くなります。
そして、壁紙はもちろんなのですが、家具の色も考慮してください。
家具も部屋のなかの色としては大きな面積を占めていますので、部屋を明るくしたい場合、明るい色を選ぶといいでしょう。
そして、忘れがちなのが家電です。
家電も意外と大きいので部屋の明るさに影響を与えます。
明るさ自体というよりは、部屋の印象かもしれませんが、かなり印象が変わります。
家電も部屋の明るさに影響している一例として、たとえば、壁掛けの大きな液晶テレビ。
これを外して壁紙の白が見えるだけで、だいぶ部屋の印象が違ってくると思います。
テレビを無くすことはできませんが、家電も部屋の明るさに影響を与えるので、部屋が暗いかも、という心配があるときは明るい色の家電を選ぶといいでしょう。
カーテンでも工夫する
日中にカーテンを全開できれば言うことはありませんが、周りの環境からなかなか簡単ではありません。
通行人とリビングで目線があうなんて言うのは、とてもすごしやすいとは言えません。
なのでレースのカーテンはあけないという方が多いと思います。
当然、レースとはいえ、ある程度光を遮るため、日当たりがあまり良くないような場合や、窓から部屋の奥行が大きい場合、部屋が暗くなってしまう場合があります。
そんな時は、レースのカーテンを採光拡散するタイプに変えましょう。
これを付けると光がカーテンにより拡散して、レースのカーテン全体が明るくなります。
そのため標準的なレースのカーテンよりもかなり明るく感じることができます。
北側に窓を付ける
窓は南側に付ける。
北側は換気用の小さ目の窓だけ。
このような家は多いと思いますが、北側の窓も大きなものにして採光するという方法もあります。
実は、北向きの窓には大きなメリットがあります。
直射日光が入ってこないことです。
西日で照らされて部屋が非常に暑くなってしまったり、まぶしくてカーテンを締めなければいけない、というようなことは北向きの窓には起こりません。
そして、北側だから窓があってもあまり明るくないのでは?と考えてしまうかもしれませんが、意外にも非常に明るいのです。
隣の家の壁がすぐにある、というような場合は暗いかもしれませんが、北向きの窓は採光には非常に有効です。
以上のことを考慮して間取を考えれば、部屋は比較的あかるくなるのではないでしょうか?
ただ、家の大きさや向きによっては、どうしても自然光により明るくするのは無理な部屋が出てくると思います。
そんな時は迷わず照明を利用しましょう。
照明での対処する場合
自然光での対処には限界があります。
それなら照明で照らせばいい。
照明で対処する場合のポイントは、部屋に暗い部分をつくらないということ。
部屋の隅まで照明を届かせることによって部屋を明るく感じます。
たまに見かける中央に大き目のシーリングライト、各コーナーにそれぞれダウンライトを配置するのはこの点から非常に理にかなった手法です。
でも、常に電気を付けておくのにはちょっと抵抗がある方もいらっしゃると思います。
そんな時は、照明の切り分けを行なってください。
昼間は部屋の暗い部分の照明だけを付けられるようにしておくのです。
たとえば、窓際は明るいからOFF、部屋の窓から遠い範囲の照明のみONなど使い分けられると常に明るさをキープできます。
付けたり消したりが少々面倒に感じるかもしれませんが、対処方法があるというのが大切だと思います。
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