玄関の照明のスイッチには、センサースイッチを採用しました。
ちなみに、パナソニックでは勝手にスイッチという名前のもの。
採用してみると、とても便利です。
照明自体にセンサーが付いているものもありますが、それだと照明の選択肢が限られてしまう。
でも、スイッチをセンサー式のものにすれば、照明は何を選んでもOKです。
おしゃれな照明だって選び放題。
ここまでは、いいことばかりにも思えますが、このセンサースイッチにも弱点があります。
夏には反応が少し悪くなる
パナソニックのセンサースイッチにはいくつか種類がありますが、どれも熱線センサー。
熱を検知するとスイッチをONさせるという仕組みです。
人間の熱を検知する。
では、夏はどうなるでしょうか?
最近の夏はとんでもなく暑いです。
下手すると体温と変わらないくらいの気温になることもあります。
そうなると人間の体温を検知することができるのでしょうか?
答えは、できません。
このことは取扱説明書にもきちんと書かれていることです。
気温と人間の温度に3℃以上の温度差がないと検知しなかったり、感度が鈍くなるということです。
実際には、もっと小さな温度差でも検知しているように感じますが、メーカーも公表しているように、体温が36℃とすると、33℃くらいまで気温が上がると反応が悪くなる、ということです。
33℃なんて最近では平気で超えていく温度、とはいえ室内はエアコンがかかっているからそこまで暑くなる事はあまりないかも、と思うかもしれませんが、センサースイッチを利用するところってどこでしょうか?
玄関や廊下が多いと思います。
玄関や廊下って、エアコンがそれほど効いてませんよね?
さらに、玄関の場合、帰宅時に付くことが重要なのですが家族全員が出かけたら当然エアコンはOFF。
玄関温度もやはり高くなります。
夏に家族の中ではじめに帰ってくる人には、なかなかセンサースイッチが反応しなくてストレスを感じることになります。
センサーに向かう動きには弱い
夏以外でも少し感度が悪いなと感じることがあります。
それはセンサーに向かって動く時。
これも取扱説明書に書いてあるのですが、センサーを横切るような動きには反応がいいのですが、センサーに向かってまっすぐ近づいていく動きに少し弱いようです。
夏場の弱点ほどには感じませんが、たしかに横切るよりは、確実に感度が悪いと感じます。
そして、この弱点はスイッチの配置を工夫するという、建築前ならば一応の対策があります。
まあ、そこまで感度の鈍さを感じないので気にしなくてもいい程度かもしれません。
ただ、夏場にセンサーに向かって動いた時など、二つの条件が重なると一気に感度が悪くなります。
センサースイッチが壊れたかな?と思うほど感度が悪いと感じることもあります。
こどもだと反応しない?
我が家では、こどもが帰ってきたときに玄関のセンサーが反応しません。
はじめは不思議に思っていたのですが、すぐにわかりました。
理由はセンサーの不良などではなく、センサースイッチの高さです。
スイッチの高さってだいたい決まっていると思います。
床から120cm程度でしょうか?
それくらいならこどもの身長と同じなので反応してもいい気がします。
でも、玄関部分は当たり前ですが土間になっており、さらに20cmほど下がっているのです。
土間から考えると120+20で140cmになる。
さらに、我が家の玄関のスイッチは、センサースイッチなので基本的にさわることはないと思っていたので、玄関を上がってからその先にスイッチがあります。
そして、ちょうど邪魔になるような位置にシューズボックスがあり、その影にもなってしまっているようで、余計にこどもには反応しないみたいです。
いまのところ子供が帰ってくるときには親が家にいるから問題はないのですが、共働きなどでこどもがはじめに帰ってくる、という方の場合は気をつけたほうがいいかも。
それでもセンサースイッチは便利!
センサースイッチには、弱点があります。
でも、基本的にセンサースイッチはすごくおすすめです。
メリットがデメリットを大きく上回っていると思います。
家に帰ってきて玄関を開けたら勝手に電気がつく。
両手に荷物を持って何とか玄関を開けたときなどは本当にありがたい。
夏場に弱いという弱点はどうにもなりませんが、それ以外の弱点は建築前ならセンサースイッチの位置を工夫すればある程度防ぐことができます。
センサースイッチもいずれ進化してこういった弱点はなくなっていくでしょうが、現状はこれらを踏まえた上で、採用するといいでしょう。
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