リビングの吹き抜け

間取りの失敗

住宅展示場のモデルハウスって必ずといっていいほど、リビングが吹き抜けになっています。
たにかに開放感がすごい。
そして、吹き抜けにある窓のため、リビングがすごく明るくなります。
展示場のリビングはたいてい十分広いですが、もし狭くてもその明るさのため広く感じられそうです。
なので小さな家の我が家ではありますが、総二階にしたほうが安くなるという家の形状の都合もあり、リビングを吹き抜けにしました。

ただ、展示場で見るのと実際住むのは多少違います。
いくつか問題も出てきました。

もっとも大きな問題は、エアコンの利きが悪いということ。
このことに一番頭を悩ませてます。
我が家の場合、吹き抜けの間取りに多い、リビング階段となっています。
その上を、2階の廊下が階段の周りをぐるりと回っているような間取り。
一回のLDKから階段、2階の廊下と空間がかなり広いのでエアコンが効かないのも当然といえば当然です。
かなりの高気密・高断熱のはずなのですが、普段はほぼエアコンをつけっぱなしているので電気代はなかなかになってしまいますが、それは想定の範囲内。
では何が問題かというと、週末に出かけたりして帰ってきた時が問題。
特に冬場に、一度エアコンを切って室内が冷えてしまうと、なかなか温まらない。
帰ってきて1時間くらいは、かなり厳しい環境となってしまいます。
これが夏はそこまで問題にはなりません。
やはり冷たい空気は下にたまるためか、そこまで暑くなりません。
問題は冬。

外出から帰ってくると暖かい空気は上へ流れるためか、部屋はすごく寒くなっている。
すぐにエアコンを付けますが、同じ理由でなかなか暖かくなりません。
天井にシーリングファンはついていますが、それでも効きが悪い。
ちょっと寒いかなと思って設定をあげても、なかなか効いてきません。
そして、忘れたころにやっと快適になる感じです。
だから、一部のメーカーでは床暖房を勧めるのだと思います。

二つ目は、音。
とにかくよく響きます。
そして、2階の間取りが悪いのかもしれませんが、
1階のしゃべり声が2階の部屋に筒抜けです。
ドア一つだけなので、本当によく聞こえます。

それでも吹き抜けのあるリビングは非常に気持ちがいいのもたしかです。
ただ、開放感と快適さ、どちらを選択するか?
今なら間違いなく快適さを選択するでしょう。
実際に住んでみて、吹き抜けはデメリットのほうが大きいかも、と感じています。

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