最近のトイレはスマートでかっこいい。
そして、やはりタンクレス。
一番の魅力は見た目がスッキリすること。
そして、そのスッキリした見た目のおかげで掃除もしやすい。
タンクがないということは、便器とタンクの隙間がないということでもあります。
隙間には手も入りにくいし、掃除がしにくいのですが、その隙間自体がなければ問題解決。
見た目と掃除のしやすさにひかれて新築のときは、多少値段は高くなりますが、当然のように1階2階ともタンクレスを採用しました。
でも、2階は普通のタンクありのトイレのほうが良かったかもしれません。
水の勢いが弱いかも
タンクレストイレは、その名前の通り水をためておくタンクがありません。
タンクに貯めた水ではなく、水道の圧力により直接水が流れています。
ということは、水道の水圧がそのまま流れる勢いになるということです。
そして、この水道の水圧ですが、地域によって多少バラつきがあります。
我が家の場合なのですが、どうも地域的に少し水圧が低いみたい。
そのためトイレを流した時の水の勢いが弱いのです。
流れないことはないので初めのうちは気づきませんでした。
でも、身近に比較対象があってしばらくして気がついた。
1階に比べると2階のほうが明らかに水の流れる勢いが弱いのです。
実家も去年新築し、2階がタンクレスなのですが、流れは普通。
1階と2階で比べると気にしてみていれば確かに2階のが弱いような気がするのですが、我が家ほど弱くありません。
ほんとうにそれぞれの場所による水圧の違いみたいです。
それとさらに我が家が悪条件なのは、土地が旗竿地で、家が道路から少し奥まったところにあること。
そのため道路にある水道管からの配管の引き込みが長いことも影響しているのかもしれません。
詰まることもなく、とりあえず許せる範囲なのですが、1階にリビングがあって、2階は寝室とこども部屋。
ということは、基本的に2階のトイレは家族しか使わない。
それなら、あえてタンクレスにする必要も無かったかな、と思っています。
もし詰まるようなことがあったら、さらに大きな後悔を感じることになってしまいます。
断水、停電の時は?
水道が止まる。
何らかの理由で水道が止まってしまったとき、タンクレスだともう流すことはできません。
でも、タンクありの普通のトイレは、水を準備できれば、タンクのふたを外してバケツかなにかで水を入れて流すことが出来ます。
あまりなさそうなシチュエーションかもしれませんが、断水が事前にわかっているときなどは、念のためお風呂に水をためておけばトイレを使うことが可能になります。
ちなみに、タンクレスだとスイッチで水を流すので停電時には水が流せない、と考えてしまいますが、停電時には、たいていのタンクレストイレには手動で水を流すレバーが付いているので、そこまで心配はいりません。
ただ、水を流すための手動のレバーなどは、カバーを外した裏側などにあり、気軽に使える場所にあるわけではないため、やはり停電時にも、タンクありの普通のトイレがありがたい存在となります。
タンクありにもメリットあり
タンクレスが見た目もお手入れもしやすいため、タンクありには値段が安いくらいしかメリットがない、と思ってしまいますが、そうではありません。
緊急時の取扱いや水圧に関係ない構造など、メリットもあるのです。
新築時にトイレが二つあるなら、来客の方が使うトイレは、タンクレスで見た目を優先、おそらく家族しか使わないであろうトイレは、タンクありで緊急時や値段を優先、というように考えるのもありだと思います。