金利が上昇し始めました。
これまでは、ずっと変動金利を選ぶべきだと思っていましたが、ここへきてさすがに固定金利を選ぶべき状況になってきたようです。
固定金利を選ぶ理由
固定金利を選ぶ理由はシンプル。
金利が上昇局面に入ったからです。
金利の動きなんて誰も読めないので、これまでの状況ならば常に変動金利を選択したほうがいいと考えてきました。
でも、日本でも明らかに金利が上昇する状況となった。
この場合、景気によって金利が上下する、と考えるよりも、しばらくは上昇を続ける、と考えるほうが妥当です。
欧米との金利差もかなり大きいので、とりあえずその差を埋めるように動かざるおえません。
そして、その欧米の物価についても、そんなに簡単には落ち着かない。
金利はだいぶ上がっているのですが、それでもまだ物価が上がるようだと、そのままどんどん金利を上がっていく可能性がある。
日本の金利もそのまま追従するように上昇すると考えるのが普通だと思います。
金利が上昇するなら固定金利を選択するのが当たり前です。
固定金利のデメリット
大きなデメリットとしては、今現在変動金利を選ぶよりも金利が割高になります。
これは仕方ない。
リスクを回避するための費用と考えてください。
また、金利が下がりだしたときには、かなり損になります。
でも、これも今の状況では当分の間、金利が下がるような可能性はかなり低いと思います。
とはいえ、先行きは読めませんから、固定金利でローンを組んだのに金利が下がった、というときは、借り換えればいいのです。
この状況での借り換えは、結構実行に移せます。
金利の上がっていく状況の時に、変動から固定に切り替えるのはかなり難しい。
切り替えると月々の支払は増えるためなかなか決断できないのです。
でも、金利が下がっていく状況では、いつ変動に切り替えても月々の支払は減るため、決断しやすいのです。
ある程度金利差が出来たら変動に切り替えればいいだけです。
フラット35の一択
固定金利と言っても種類があって、10年固定などもありますが、どれにしようか悩む必要もありません。
もはや固定ならばフラット35の一択、と言ってもいいと個人的には思っています。
固定金利を選んでも、10年後には金利が変動するのではあまり意味がありません。
10年固定などの期間のある固定金利を選ぶ場合は、その期間でローンを払い終える予定の場合くらいです。
しかも、フラット35には、条件次第で金利の優遇措置もある場合もあるので、もう悩むことなく固定金利ならフラット35でいいと思います。
現状を考えると・・・
今の状況を見ていると、もしかすると急いで家を購入してローンを組んだほうがいいかもしれません。
家づくりや購入を急ぐなんて絶対に避けたほうがいい事なのですが、物価高等により住宅自体の値段が上がっている、その上、金利の上昇のため、月々の支払はどんどん高くなってしまいます。
今この状況ならば、できるだけ早めの決断がトータルして考えたとき得になるかもしれません。
それでも、あまりにお金の事ばかりを考えていい加減に決めていい金額ではありませんので、ある程度の慎重さは必要ですが、ゆっくり、じっくり、慎重に検討して決断する、という状況ではないかもしれません。
コメント