浴室は、在来での施工も可能ではありますが、コストパフォーマンスを考えるとユニットバスの一択です。
ユニットバスって本当によくできていて、これといった問題もないと思っていましたが、使っているうちにいくつか不満が出てきました。
サイズは1坪で十分
ユニットバスには、サイズが何種類かあります。
1坪、1.25坪、1.5坪タイプ。
一般的によく選ばれるのは、この3種類だと思います。
このお風呂のサイズのバリエーションですが、浴室自体のサイズを表していて、浴槽のサイズではありません。
1.25坪や1.5坪の大き目のお風呂を選んでも、浴槽自体のサイズはまったく同じことがほとんど。
では、どこが広くなったのか?
お風呂の浴槽以外のスペース、洗い場の部分です。
洗い場のスペースが広いと、こどもが小さいとき、一緒にお風呂に入るようなときは、非常に便利。
たとえば、こども2人と一緒に合計3人で一緒にお風呂にはいって、こともが小さいためまだ洗ってあげないといけない、それくらいの年齢では、洗い場が広いのが本当に助かります。
このようなときは1坪だと洗い場が狭いと感じると思います。
ならば1.25坪か1.5坪タイプを選ぶべきか?というとそれには疑問を感じます。
こどもはいつまでも小さいままではありません。
あっという間に成長して、すぐに一人でお風呂に入るようになる。
むしろ一緒に入るのを嫌がるようになってきます。
家で暮らす時間が20年以上だとすると、それに対して洗い場の広さが有効に生かせる期間が子供と一緒にはいるときだけだとすると、想像以上にその期間は短いはずです。
こどもと一緒に入ったときに1坪だとちょっと狭い、という不満は、わずか数年で解消される問題なのです。
そして、お風呂に1人で入ってみると、1.25坪タイプでは、特に不満はありません。
でも、これが1坪タイプだからと言って不満かと言えば、はっきり言って一人なら何の問題もなく、まったく不満はありません。
これは我が家のお風呂は、1.25坪タイプなのですが、実家がリフォームして新たに1坪タイプのお風呂にしたあとで、実家に泊まったときに感じたことです。
普段、1.25坪のお風呂に入っている人が、1坪タイプのお風呂に入ってもまったく不満がないのですから、1坪タイプをはじめから使っていてもこれといった問題があるはずがないですね。
はっきり言って、浴槽が広いなら大きいお風呂を選ぶ価値もあるかもしれませんが、広いお風呂を選んでも大きくなるのは洗い場です。
お風呂に長く入る人も、ほとんどの場合、洗い場に長くいるわけではないですよね?
浴槽に長く浸かっているのだと思う。
お風呂の大きさは1坪でも不満はないと思います。
ちなみに、0.75坪タイプもありますが、これは浴槽も小さくなってしまうので、無難に1坪タイプがいいと思う。
何についても当てはまることですが、標準のサイズというのはよく考えられていると感じます。
カウンターは不要では?
ほとんどのユニットバスについているシャワーや水栓の下に付いているカウンター状のもの。
あれは無いほうが良かったかも。
カウンターがあるとシャンプーなど、その上に物を置くことができます。
でも、そのメリットよりも、カウンターの下が掃除しにくくなってしまうというデメリットの方が大きいと感じています。
写真の赤丸の部分が掃除しにくい。
掃除できないわけではありませんが、やりにくいのは間違いない。
さらに、このカウンターの裏側にカビがはえたりする。
床部分は目につきやすいのでまだ掃除できますが、カウンターの裏側はなかなか目に付かず、掃除も忘れがち。
手前の方はともかく、奥の方は目で見るのも難しいため厄介です。
きちんと掃除しているつもりでも、奥の方がしっかりと掃除できてなくてカビが発生してしまうことが多いです。
お風呂掃除が1週間に一度くらいでいいなら気にならないかもしれませんが、毎日の事なので結構不満に感じます。
メーカーにもよるかもしれませんが、最初から無しで、とお願いすればあのカウンターは無しにもできます。
これは何年か使ってみないと気が付かないことかもしれません。
お風呂のフタ
お風呂のフタなんて何も気にしておらず標準のままでした。
でも、あのすだれ状というのでしょうか?くるくると丸くなる形状のフタよりも、二つ割りの板状のもののほうがいいと思います。
理由は、ただただ掃除がしやすいから。
フタとしてはどちらでもいいと思うのですが、やはりすだれ状のものはあの間に汚れが溜まりカビが発生しやすいです。
洗えば取れますが、形から洗うのが面倒なのです。
これが板状のものだと、溝などの凹凸が少ないため、洗うのも簡単。
シャワーで洗い流してサッと拭けばあっという間にきれいになる。
絶対板状のものにすべきです。
ただ、フタに関しては買い替えればいいだけ。
その気になれば簡単に解決できるので、後からでも大丈夫。
それほど大きな問題ではありませんね。
一番気になる不満は?
お風呂の広さ、カウンター、お風呂のフタ。
この3点がお風呂に関しての失敗だったのですが、この中でも、やはりお風呂の大きさが一番気になります。
まず、浴室を大きくするためにかかる金額がそこそこ大きい、というのが大きな理由です。
浴室自体の金額はもちろんですが、建物の中で面積も取りますので、施工面積的にもアップしてしまいます。
費用の面以外にも不満があって、大きなお風呂だと、お風呂掃除する場所も大きくなってしまうというデメリットがあるからです。
お風呂の掃除は特に洗い場の床の掃除が面倒。
床面がツルツルしていれば掃除もしやすいかもしれませんが、滑ったりして転倒するのを防ぐため、ざらざらしていることもあって、なかなかきれいになりません。
お風呂を大きくしてしまうと、その掃除が面倒なお風呂の床面積が大きくなってしまうのですから、デメリットと言わざるを得ません。
お風呂に相当こだわりがあって、洗い場の広さがどうしても必要だ、という方以外は、1坪サイズで十分だと思います。
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