ハウスメーカーを決めて、家作りを進めていくとき、ハウスメーカーに支払う金額だけでなく、その他にもこれくらいの費用がかかります、という感じで、家作り全体で考えたときにかかるすべての費用を計上した見積を作ってくれます。
あくまで概算にはなりますが、全体の予算を把握することができるため、家作りの素人である施主にとっては、非常にありがたいです。
予算的にもあまりゆとりがないのもあって、その概算の見積に沿って進めれば、費用的には問題ない、といえるくらいに、できるだけ抜けの無い形、すべての費用を見積に含めてもらうようにハウスメーカーの営業さんにお願いしました。
出てきた見積を見ると、外構はもちろん、カーテン、家具、家電などの費用も入っており、照明代など、少し予算が少な目かな、と思うような項目もありましたが、まさにすべてのものが網羅されている、と思っていました。
ただ、営業さんから一点注意があり、ここには住宅ローンと土地関係の費用は入っておりませんのでお気をつけ下さい、というもの。
土地については、すでに親の持っている土地を分筆して建てることになっていました。
その土地の分筆の方法がまだ検討中で、3パターンの候補の中から選ぶ予定で考えており、決定していないため、予算としても未定としていました。
私としてもまったく予備の資金が無いわけではありませんので、これくらいは何とかなると思っていました。
ただ、この2点。
ローンの手数料と分筆に関わる費用がこれほどかかるとは思ってもみませんでした。
住宅ローンの手数料のほうは、予想よりも高かったですが、まあ何とかなりました。
でも、土地関係の費用は、完全に想定が間違っており、安く考えすぎていました。
以前、私の父から、だいぶ昔に分筆した時の費用は、だいたいこれくらいだった、という話を聞いていたので、今回もそれほど違いはないだろうと思っていましたが、大間違い。
どうやら分筆する時に境界を決める杭を入れるのですが、以前分筆した時は、その杭が1本追加しただけ。
今回の分筆では土地の形の都合から、3本追加することになります。
杭の数だけ考えても、3倍。
以前よりも高いのは当然です。
しかも、そもそもの父の記憶も非常にあやしい。
あとになってからいつの事だったか確認すると、しっかりとは思い出せないようですが、約30年前のことのようで・・・。
30年前では物価すら多少違うのではないでしょうか?
そんな昔の話では、記憶があいまいなのも仕方ありません。
話を聞いて、そのまま鵜呑みにしてしまった私がいけないのです。
いずれにせよ、何をするにも予想以上に費用がかかることに一番驚きました。
家作りには、家以外にも想像している以上にお金がかかりますので気を付けてください。