ハウスメーカーの見積をもらうとき、見積の中に、もしかしたら掛かるかもしれない予算、についても念のため、しっかりと計上してもらいました。
たとえば地盤補強費などが代表的なものです。
外構はもちろん、家具、家電、カーテンなども概算ですが予算として入れてもらい、想定されるものは全て入れて、もうこれ以上は追加費用は無いであろう、という形の見積を作ってもらいました。
この見積の金額が最大限にかかる費用だと考えて、我が家の予算として許される限りの限界ぎりぎりまで、家のオプションをつけました。
そして、地盤調査の結果、残念ながら地盤補強が必要という判定。
ただ、これも想定の範囲内。
地盤補強費が必要となりましたが、ある意味想像より安く済んだ形です。
そのおかげで、予算も特に問題ありません。
そのまま着工となりました。
そして、工事は進み上棟後にまだ多少時間的余裕はあるかもしれませんが、家具やカーテンを選ぶことにしました。
家具やカーテンは予算削減のため、ハウスメーカーではなく、自分たちで手配することにしましたが、概算の見積には入っているためそれほど金額に不安はありません。
ですが、店舗で見ていて驚きました。
家具やカーテンってすごく高いんですね。
予算として採ってあるので、あまり値段を気にせずカーテンを選んだのですが、予算オーバー。
カーテンではなく、シェードやロールスクリーンなどを思わず選んでしまったためだと思います。
まあ、カーテン類については、窓が多めだったこともあって量も多いから高いものばかり選んでしまえば、そういうこともあるかも。
仕方がありません。
次は、家具です。
家具はどうかというと、カーテンより家具のほうがはるかに強烈でした。
気に入ったものを選ぶと、予算はあっという間にオーバーとなってしまいます。
普段は、ホームセンターのようなところでしか家具を見ていなかったため、一般的に家具がどれくらいの値段なのか、まったく知りませんでした。
家具では大幅予算オーバーです。
ここで少し心配になってきました。
家電は現在アパートで使っているものがあるので、エアコン以外はあきらめてもいい。
今使っているものも、新しくはないのですが、そこまで古いわけではありませんから。
でも、外構はそうはいきません。
最低限のものは欲しい。
それまでは外構は家がもっと完成に近づいてから、業者を探せばいいと思っていましたが、はやくある程度の金額くらいは把握しておきたくなったので、急遽、業者を探し見積を依頼することにしました。
2社に外構の要望を伝え、プランをお願いしました。
2週間ほどして、プランが出ていきました。
どちらの会社もすばらしいものでしたが、予算はというと、見事予算オーバー。
それも、中途半端なオーバーではありません。
大幅な予算オーバー。
2社ともプランは違えど、同じような金額。
ということは私たちが考えている内容の外構は、この予算では無理ということです。
仕方なく外構をもっともっと簡素化して、最低限の外構だけに変更。
門柱と駐車スペース。
ウッドデッキや庭については、もちろん中止。
フェンスも安いものに変えました。
変更を重ねて、何とか予算をちょいオーバー程度で済ますことが出来ました。
それから家が完成して、外構工事。
その後、外構も完成となり、引越すことになりました。
まあ、仕方のないことなのですが、すべて完成してみると、ちょっと外観はちぐはぐになってしまいました。
家はかなり立派なのに、ちょっと外構はいまいちかも。
そして、リビングでは、大きなテレビを買う予定だったので造作で作ってもらったテレビボードにアパートから持っていった小さなテレビが置かれて、ぽかんと空いてしまっています。
はじめに、見積として金額をのせてはもらいましたが、外構などは最低限しかやらないつもりだったので、予算が少なかったようです。
ハウスメーカーのほうでは、初めは外構にもかなりの予算が計上されていました。
でも、外構がどれくらいかかるかよくわかっていなかったため、外構は簡素にする予定です、と予算を我が家から少なめに、といっていました。
今考えれば、当初の外構予算でも、それほど過剰な予算ではなかったことがわかります。
そして、家と家に付随する物のバランスというものを考えるべきでした。
家の予算に合わせて外構や家具、家電を考えておかないと、見た目がちぐはぐになってしまいます。
予算は、家、外構などを含めてトータルで考え、バランスよく配分すべきだと思います。