テレワークが推進されています。
国の方針でもあるので、おそらくどんどん広がっていくと思う。
その結果として、自宅のネットワーク環境が非常に重要になってきました。
家を建てるときにしっかりと考えておく必要があります。
できるだけ有線化する
Zoomのビデオ会議など動画でのやり取りをする場合において、やはり有線の安定性は無線であるWiFiとは比べ物になりません。
基本的には、無線でもスピードだけならたいして問題はないはずなのですが、電波の干渉などによりどうしてもトラブル発生頻度が無線のほうが高くなります。
有線LANをできるだけ導入して、無線LANアクセスポイントとの距離を短くするようにするといいでしょう。
基本的に、各部屋に有線LANを引いておけば、どこでも仕事ができますので、自室がなく、家に家族がいる場合でも、いない場所をさがして仕事をすることも可能です。
アクセスポイントの位置を検討しておく
有線が一番いいとはいえ、パソコンを使ううえでなかなか常に有線というのも難しいかも知れません。
また、タブレットなどは有線は使えない。
そうなるとWiFiはやはり必須となります。
家の隅々までWiFiをいきわたらせるのは、意外と簡単ではありません。
アクセスポイントを複数配置する必要が出てきます。
家を建てるときには、有線LANの計画と共に、無線LANについてもある程度は計画しておきましょう。
一般的に、ちょっと大きめと思われる延床40坪程度の家だとアクセスポイント1台だけでは、なかなか隅々までは電波が届きません。
隅々まで快適なWiFiを望むなら、各階に2台ずつアクセスポイントが必要になります。
まあ、なかなかそこまで完璧にする必要はないかもしれませんが、最低でも、各階に1台ずつはあるといいと思います。
使う場所もちょっとだけ考える
パソコンなどのネット環境が必要な端末を使う場所についても、考えておくといいでしょう。
これは無線を検討する上でも重要で、アクセスポイントが多いとWiFiは部屋中どこにいても快適になるかもしれません。
でも、アクセスポイントだって安くなってきたとはいえ、ある程度費用は掛かります。
さらに、いずれより高速な無線LANの製品が販売されたときには、買い替えもたいへんになる。
ある程度、場所を絞り込んでおくことも必要かもしれません。
ただ、理想はやはり家中にWiFiが行き届いていることだと思う。
IoT家電もどんどん増えていますし、これからはさらに多くのものがネットにつながる時代が来ると思いますので。
ちなみに、端末を使う場所を考えたとき、仕事で使うならここ、という場所があったなら、WiFiだけでなく、その後ろにも気を付けましょう。
ビデオ会議などを利用した時の背景の映り込みもあらかじめ計算しておくと、いつでもビデオ会議を利用することができます。
今日はビデオ会議だから部屋を片付けないといけない、という事態を未然に防ぎます。
こどものおもちゃが散らかっている、カレンダーのスケージュールが映り込みそう、などたいしたことではないのですが、やはりいざとなると気になるので、最初から計画しておくべきかもしれません。
何度かビデオ会議をしてみて
ビデオ会議を何度かやってみて、感じたことは、有線の圧倒的安定感、と、意外と背景が気になる、ということです。
無線LANは、意外と外部の影響をうけます。
電波干渉なのか、時間帯によって電波が途切れてしまうことがあったりしました。
このような場合、有線にすれば問題解決です。
背景については、もしかしたら他人の背景なんてそれほど気にしていないかもしれません。
でも、本人としては気になるのです。
我が家の場合、家はちょっと散らかっています。
でも、普段はほとんど使っていない、パーテーションが役に立った。
パーテーションを締めて背景にすることにより、部屋を片付ける必要がなくなります。
会議の前に、締めれば散らかった部屋は隠されて、綺麗な背景の出来上がりです。
これは計画したわけではなく、たまたまテーブルの後に普段はめったに占めることのないパーテーションがあったので助かりました。
ただ、油断していたら、ビデオ会議中にこどもがパーテーションを開けて出入してしまいましたが・・・。
これから家のネットワーク環境は、さらに重要度を増していきますので、新築の際はよく検討してください。
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