親からの援助

お金の失敗

長くアパート住まいでしたが、子供が入学前にと家の購入を検討していました。

住宅展示場でたくさんのハウスメーカーを見て回り、見積も出してもらって、2社程度に絞り込むことが出来ました。

このままどちらかのハウスメーカーと契約してもよかったのですが、妻の両親には妻からそれとなく伝えてもらっていました。

ただ、私の両親には、まだ何も言っていなかったため、一応契約前に相談したほうがいいだろう、と考えて報告しました。

家を購入しようと思っていることを両親に伝えたところ、すごく喜んでくれて、さらに、両親から資金を援助してもらえることになりました。

住宅購入のための親からの援助は、税金がかからないというのもあり、とてもありがたいことです。

おかげでギリギリだった予算は、そこそこ余裕があるものとなりました。

ただ、援助してもらうのですから、ハウスメーカーが最終的にどこどこに決まった、ということや、その後のハウスメーカーとの打合せの経過なども、ちょくちょく報告していました。

ここまでは特に問題なかったのですが・・・。

ハウスメーカーを決め、その後、最終の間取りを決定することになり、これでもう間取りなどは変更もできません、という段階で、ちょっと雲行きが怪しくなってきました。

最終の間取り図を見せて、こんな感じになる、ということだけ伝えようとしたのですが、間取り図をまじまじと見て、

「ここはこれじゃあだめだ。」

「水周りはこちらのほうがいい。」

など、何かと指摘を受けてしまいました。

指摘内容自体は、ある程度はわかる内容。

ただ、私としては、どちらでもいいかな?と思うことや、そんなもの必要かな?と思うことなどが多かったです。

でも、両親からは結構な金額の援助を受けていますので、多少は両親の話も聞かざるを得ません。

最終と思っていた間取り図をハウスメーカーに再度修正をお願いして、直してもらい今度こそ最終というつもりで両親に再度見せたのですが、またクレーム。

今度は、私としてはまったく不要なのでは?というような内容です。

両親は、いわゆる家相など、古くからの言い伝えのようなものを非常に気にしているのです。

最終的には、

「知っている家相の先生に一度間取りを見てもらおう・・・」

などと言い出すしまつ。

私たちも、自分の住む家ですし、個人的に家相などはあまり気にしていなかったので、できるだけ自分たちの希望通りにしようと、住むのは私たちだから、と抵抗しました。

でも、いざ不吉、というほどでもないのですが、あまり良くない、というようなことを言われてしまうと、なんとか良くなるように変えたほうがいいのだろうか?と考えてしまって、最終的には、親の指摘に対して、ある程度は従った形に変更してしまいました。

そして、家は完成。

住み始めてみて、ここはこうしたほうが良かったかな?とかちょっと後悔しているところは、どうも両親に言われて変更したところばかりのような・・・。

家が住みにくいというほどではないのですが、初めのままのほうが良かったかな、と思ってしまっています。

やはりもっと自分たちの意見を押し通すべきでした。

少し悔いの残る家作りとなってしまいました。

こうなってしまい後から思うのは、両親からの資金援助は非常にありがたいのですが、自分たちのお金だけでやってみるべきだったかも、ということ。

お金だけ受け取っておいて、あとは自由にさせろ、とか、口は出さない条件でお金だけ出して、とはなかなか言えるものではありません。

両親からの援助はとてもありがたかったのですが、その点だけ少しもやもやしてしまいます。

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