壁面収納を使えば、壁一面が全部収納になる。
カタログなどで壁面収納を見ると非常に便利そう。
実際、大変便利なものだと思いますが、デメリットもいくつかあります。
壁面収納のデメリット
動かせない
壁面収納の一番のデメリットでしょう。
造り付けはもちろん動きませんし、購入して設置したものも、ボルトなどで連結されており、その大きさ、重さから動かすことはできません。
もし、動かせたとしても、大きなものですし、他に置く場所はないでしょう。
高い部分の収納は出せない
収納が多いからといって、使えなければ意味がありません。
壁一面の収納のうち、高いところの収納は基本的に使えません。
実際は使っているのですが、物を簡単には出し入れできませんので、一度そこにしまったら何年もそのまま。
高いところにしまうものは実際に必要なのか疑問を感じます。
地震対策が必要
高いところに収納があるため地震対策が必要となります。
造り付けの壁面収納ならば必要ないかと思うかもしれませんが、収納自体は倒れてこなくても、中のものが落ちてきます。
扉がない収納ならば、そのまま物が落ちてきてしまいますし、扉が付いていても簡単に開きますので、大きな地震の時には中のものが降ってきます。
特に、そこそこ重いものを入れておくと地震の際、非常に危険です。
見た目がごちゃごちゃする
扉なしはもちろんですが、扉付きでも、どうしても壁よりはごちゃっとした印象を受けます。
物を収納してスッキリさせたいのに、ごちゃつくのはデメリットといえるでしょう。
たとえ扉があったとしても、どうしても扉の区切りの線はありますので、なんとなくごちゃっとした印象となるのでしょう。
そして、壁よりも収納のほうが扉があるためか圧迫感は増します。
物が増えやすい
収納があるとしまうことができる為、どうしても物が増えてしまいます。
もし、しまう場所がなければ捨てるようなものまで、思わず捨てられない。
しかも、扉付きならば一度しまってしまうと物は隠れる為、忘れてしまう。
捨ててもいいようなものまで溜め込んでしまいがちとなります。
デメリットとしては、これくらいでしょうか?
では、次にメリットをあげていきます。
壁面収納のメリット
収納が増える
これが壁面収納の最大のメリットです。
このために設置するのが普通ですね。
リビングには収納らしい収納がないことが多いです。
そのためリビングには物が溢れがち。
壁面収納がこの問題を解消してくれます。
テレビまわりがスッキリ
テレビが設置できるタイプのもの限定となりますが、たいていのものがテレビなどの配線が隠せるようになっており、テレビやレコーダーなどの配線を目立たせることなく、スッキリと設置することができます。
収納が多いことの弊害
このようにメリット、デメリットをあげてみるとわかることがあります。
収納が増えるというメリットは、不要なものを捨てなくなるというデメリットを生むことになります。
これは人により異なりますが、しまうところがあるという意識から、どうしても捨てなくなります。
結局、収納が一杯になり、やっと捨てよう、と考えはじめる。
メリットであるテレビの設置についても、スッキリさせることを求めるならば、今ならば壁掛けにしたほうがよりスッキリとするかと思います。
壁面収納は、安全面からも、どちらかというと不要なのではないでしょうか?
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